11月16日の米国株式市場でNYダウは2月12日に付けた過去最高値(29,551.42ドル)を更新した。
モデルナが新型コロナウイルスのワクチンの最終治験で94.5％の有効性が初期データから得られたと発表した。ファイザーのワクチンはマイナス70度程度での保管が必要だが、モデルナは2～8度で30日間保管でき、マイナス20度では最大6ヵ月保管できるので一般的な冷蔵庫や医療用冷蔵庫で対応できる。そして、数週間以内に食品医薬品局(FDA)と緊急使用許可を申請するため、経済の正常化が進むと期待された。
S＆P500は連日の最高値更新。
ナスダックは続伸し、9月2日に付けた最高値の12,056.44ポイントにあと132ポイント余りと迫った。

NYダウ工業平均は前日比470.63ドル高(1.60％高)の29,950.44ドル。ナスダック総合指数は前日比94.84ポイント高(0.80％高)の11,924.13。S＆P500指数は前日比41.76ポイント高(1.16％高)の3,626.91。　　　

NYダウ採用銘柄の上昇率上位はボーイングやシェブロン、ディズニーで、P＆Gやメルク、アムジェンは値下がり。指数を構成する30銘柄中、上昇は26銘柄、下落は4銘柄。