11月4日の米国株式市場は3日続伸。上院は共和党が過半数を維持するとの観測で、バイデン大統領になっても増税や規制強化が難しいとの見方からNYダウは一時821ドル高の28,301ドルまで上昇した。
だが、大統領選挙が大接戦となっており、法廷闘争に持ち込まれると決着が付くまで時間が掛かることが警戒され、後半は伸び悩んだ。

ねじれ議会が継続することで反トラスト法に基づいた巨大ハイテク企業への規制強化が進みにくなるという期待から、ナスダックではアマゾンやフェイスブック、グーグル持ち株会社のアルファベットが買われた。
バイオジェンはエーザイ(4523)と共同開発したアルツハイマー病治療薬「アデュカヌマブ」について、食品医薬品局(FDA)のスタッフが有効性を示したと報告したため、承認への期待で急騰した。

NYダウ工業平均は前日比367.63ドル高(1.34％高)の27,847.66ドル。ナスダック総合指数は前日比430.21ポイント高(3.85％高)の11,590.78。S＆P500指数は前日比74.28ポイント高(2.20％高)の3,443.44。　　　

NYダウ採用銘柄はユナイテッドヘルスやセールスフォース、マイクロソフトなどが買われ、キャタピラーやダウ、3Mなどは売られた。指数を構成する30銘柄中、上昇は14銘柄、下落は16銘柄。