12月3日の米国株式市場でNYダウは3日続伸。週間の新規失業保険申請件数が71万2千件と、前週の78万7千件から減少し、市場予想の77万5千件も下回ったことが好感された。
ボーイングは欧州の格安航空会社(LCC)最大手ライアンエアーから小型機「737MAX」75機を受注したと発表したことで買われた。
ファイザーが年内に全世界で出荷するワクチン量の見通しを当初の1億回分から5千万回分に引き下げたと報じられたことで売られ、経済正常化が遅れるという懸念からNYダウも上げ幅を縮めた。
代わりにナスダックでは、新型コロナウイルスワクチンのモデルナが再び大幅高。

ナスダックは反発。電気自動車のテスラはゴールドマン・サックスが投資判断を「中立」→「買い」に、目標株価を455ドル→780ドルに引き上げたことで買われた。

NYダウ工業平均は前日比85.73ドル高(0.29％高)の29,969.52ドル。ナスダック総合指数は前日比27.82ポイント高(0.23％高)の12,377.18。S＆P500指数は前日比2.29ポイント安(0.06％安)の3,666.72。　　　

NYダウ採用銘柄はウォルグリーン、ボーイング、インテルなどが買われ、ホームデポやビザ、ゴールドマン・サックスなどが売られた。指数を構成する30銘柄中、上昇は17銘柄、下落は13銘柄。