3月5日の米国株式市場は4日ぶりに反発した。
2月の雇用統計で非農業部門の雇用者数は前月比37万9千人増加となり、市場予想の20万人増加を大幅に上回った。
これを受け、10年債利回りが一時1.62％に上昇したため、NYダウは149ドル安となったが、その後、債券に買戻しが入り、米国債利回りは1.5％台に上昇が鈍化したため、ハイテク株の一角に買いが入り、NYダウも切り返した。
アトランタ連銀の総裁が、米国経済は苦境から脱していないため、FRBは支援策を維持すると述べたことが米国債利回りの上昇一服をもたらした。

NY証券取引所では、石油会社のシェブロンやマスターカードなどの景気敏感セクターが買われ、オラクルやセールスフォースなどのハイテク株も買われた。

ナスダックではマイクロソフトやフェイスブックが高い。

NYダウ工業平均は前日比572.16ドル高(1.85％高)の31,496.30ドル。ナスダック総合指数は前日比196.68ポイント高(1.55％高)の12,920.15。S＆P500指数は前日比73.47ポイント高(1.95％高)の3,841.94。　　　

NYダウ採用銘柄はシェブロン、インテル、ユナイテッドヘルスが上昇率上位で、ボーイングとゴールドマン・サックスは小幅安。