5月20日の米国株式市場でNYダウは4日ぶりに反発。
量的緩和の縮小開始には時間が掛かるという見方から長期金利が低下し、高PERのハイテク株が買われた。
ビットコインが反発したことも不安心理を後退させた。
その他、週間の新規失業保険申請件数が44万4千件と市場予想の45万件を下回り、新型コロナウイルスの感染第1波に見舞われた昨年3月中旬以来の低水準を更新したことも好感された。

フォードは韓国のSKイノベーションと米国で電気自動車バッテリーの合弁会社を設立することで買われた。

ナスダックも4日ぶりに反発。ビットコイン関連のテスラやコインベースが買われ、アプライドマテリアルズやエヌビディアといった半導体関連も物色された。

ただし、アプライドマテリアルズは2～4月期決算と5～8月期見通しが共にアナリスト予想以上となったが、材料出尽くしにより時間外取引では下落した。

NYダウ工業平均は前日比188.11ドル高(0.56％高)の34,084.15ドル。ナスダック総合指数は前日比236.00ポイント高(1.77％高)の13,535.74。S＆P500指数は前日比43.44ポイント高(1.06％高)の4,159.12。　　　

NYダウ採用銘柄はアップル、ボーイング、マイクロソフトなどが買われ、キャタピラーやダウケミカル、ベライゾンは値下がり。指数を構成する30銘柄中、上昇は25銘柄、下落は5銘柄。