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概況/米国市場2021年5月8日

☆5月7日の米国株式市場は続伸。雇用統計は予想を大幅に下回ったが、金融緩和長期化が期待された

5月7日の米国株式市場でNYダウは5日続伸。
4月の雇用統計で非農業部門雇用者数は前月比26万6千人増と、市場予想の97万8千人増を大幅に下回った。
3月の雇用者数は77万人増で、当初の91万6千人増から下方修正された。
経済対策で失業給付が増額されたため、就業を先延ばししている失業者が多いことが要因とみられる。

雇用統計が市場予想を下回ったことで、FRBによる量的緩和の縮小議論開始が遅れるという見方から、NYダウは最高値を更新した。
長期金利低下を受け、ドルが売られ、円相場は1ドル=108円55~65銭と円高が進んだ。

NY証券取引所では、電子決済大手のスクエアは第1四半期決算がアナリスト予想を上回ったため、にぎわった。ビットコイン需要の高まりで、決済アプリでの暗号資産(仮想通貨)取引を押し上げた。

そのほか、ボーイングやエクソンモービルが高い。

ナスダックは続伸。動画ストリーミング機器・ソフトウエア開発のロクは、4~6月の売上高見通しがアナリスト予想を上回り急反発した。

NYダウ工業平均は前日比229.23ドル高(0.66%高)の34,777.76ドル。ナスダック総合指数は前日比119.40ポイント高(0.88%高)の13,752.24。S&P500指数は前日比30.98ポイント高(0.74%高)の4,232.60。   

NYダウ採用銘柄はナイキ、ボーイング、シスコシステムズなどが買われ、ベライゾンやIBM、セールスフォースなどが売られた。指数を構成する30銘柄中、上昇は23銘柄、下落は6銘柄。

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