9月10日の米国株式市場でNYダウは5日続落。
8月の卸売物価指数が前年同月比8.3％上昇したため、インフレ懸念が抱かれた。

連邦地裁は、アップルがiPhoneのアプリ開発業者に、アップルのアプリ配信・決済システムの利用を義務付けている規約は反競争的と認定した。
この結果、アプリ開発業者は、アップルよりも安い配信手数料の決済システムを利用できるようになるので、アップルにとっては収益が減ると警戒され売られた。

ナスダックは3日続落。アップルはNYダウに採用されているが、所属市場はナスダック。
テスラが売られ、融資プラットフォームのアップスタートは利食い売りに押された。

NYダウ工業平均は前日比271ドル(0.78％)安の34,607ドル。ナスダック総合指数は前日比132ポイント(0.87％)安の15,115。S＆P500指数は前日比34ポイント(0.77％)安の4,458。　
　　
NYダウ採用銘柄はアップル、ユナイテッドヘルス、ウォルグリーンなどが売られ、インテルやマクドナルド、ダウケミカルなどは買われた。上昇は7銘柄、下落は23銘柄。