9月11日の米国株式市場でNYダウは反発した。上院が10日に新型コロナウイルス感染拡大に対する追加経済対策法案を事実上否決したため、15日～16日の開催されるFOMCでは量的緩和策の拡大が議論されるという期待から、景気敏感株には買戻しや値ごろ感からの買いが入った。

一方、ナスダックは続落。ソフトバンクグループがテクノロジー企業の投資にデリバティブ(金融派生商品)を使う戦略を見直すことを検討していると報じられたため、テクノロジー株が売られたことが影響した。

NYダウ工業平均は前日比131.06ドル高(0.48％高)の27,665.64ドル。ナスダック総合指数は前日比66.05ポイント安(0.60％安)の10,853.55。S＆P500指数は前日比1.78ポイント高(0.05％高)の3,340.97。　　　

NYダウ採用銘柄はナイキやキャタピラー、ダウなどが買われ、セールスフォースやアップル、ディズニーなどは売られた。指数を構成する30銘柄中、上昇は22銘柄、下落は8銘柄。