9月17日の米国株式市場でNYダウは反落し、一時384ドル安となった。週間の新規失業保険申請件数が86万件と前週の89万3千件から減少したものの市場予想の85万件を上回った。
疾病対策センターのレッドフィールド所長が16日の議会証言で、米国で新型コロナウイルスのワクチンが広く国民に届くのは来年第2四半期(4～6月)の後半から3四半期(7～9月)以降になると話したことも重石となった。
なお、トランプ大統領は11月の大統領選挙を意識して、「間違った情報だ。10月にも発表できるだろう」と述べたが、ワクチン開発に政治を持ち込むことで、副作用などの安全性への懸念が上がっている。
ナスダックは続落となり、テスラやフェイスブック、アマゾンなどが売られた。

NYダウ工業平均は前日比130.40ドル安(0.47％安)の27,901.98ドル。ナスダック総合指数は前日比140.19ポイント安(1.27％安)の10,910.28。S＆P500指数は前日比28.48ポイント安(0.84％安)の3,357.01。　　　

NYダウ採用銘柄はゴールドマン・サックスやセールスフォース、ナイキなどが売られ、ウォルグリーンやダウ、キャタピラーなどは買われた。指数を構成する30銘柄中、下落は17銘柄、上昇は13銘柄。