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コラム2021年1月14日

【本日のマーケット】1月14日(木)

1月14(水)のマーケット                                                                   

前日の米国株式市場でNYダウは小反落。鉄鋼のユナイテッドスチールや化学のデュポンなどの景気敏感株が売られた。NYダウは前日比8ドル安(0.03%安)の3万1,060ドル。対してナスダックは続伸。燃料電池のプラグパワーに対する買いが継続。ナスダック総合指数は前日比56ポイント高(0.43%高)の1万3,128ポイント。

本日の東京市場は5日続伸でのスタート。半導体関連株を中心に値がさハイテク株が買われ、指数を押し上げ。後場から上げ幅を拡大し、2時には522円高の2万8,979円まで上昇し、2万9,000円に急接近。バイデン次期大統領が本日公表する予定の経済対策案の規模は2兆ドル(約208兆円)前後になる可能性が高いとCNNが報じたことも好感された。しかしながら、先駆して上昇していた東京エレクトロンやレーザーテック等の半導体関連株が利食い売りから反落し、日経平均は2時過ぎから上げ幅を縮めた。大引けの日経平均は241円高の2万8,698円。売買代金は3兆2,420億円。TOPIXは8ポイント高の1,873ポイント。

新興市場は共に反落。ジャスダック平均は小反落。ウエストHDやフェローテック、出前館が下落。一方で助川電気と旭化学は大幅続伸。マザーズ指数も反落。直近IPO銘柄のオンデックやエネチェンジが売られた。太陽電池製造装置のNPCが反落。メルカリ、BASEも下落。対して、MacbeePは水戸証券が新規「A」としたことで急騰。

チャート上では、5連騰となり2万9,000円も目前まで迫ったが、ボリンジャーバンドの+3σ(2万8,997円)で頭を抑えられた格好。

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注目記事 Pick up
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話題満載で「3万円」へカウントダウン
日本証券新聞1月15日(金)紙面1面TOP記事掲載

上昇特異日、株式含み拡大、NT倍率、ツイッター…東エレク買うならTBSも

とにかく止まらない日経平均。14日は一時2万8,979.53円(522.94円高)まで買われ、1990年8月1日以来の3万円まで「あと3.5%」となった。かつてマネックス証券が大々的に会見を開いて「日経平均3万円への道」を打ち出したのは2017年11月9日のこと(当日終値2万2,868.71円)。その後は長らく“オオカミ少年”扱いされてきたものだが、その夢の大台もあとわずかに迫りつつある。

5連騰となった「1月14日」は上昇特異日としても知られている日だ。当日の日経平均はこれで戦後39勝13敗となった。勝率75%乗せは、現在では商いの行われない「2月11日」「5月4日」を除けば年間トップだ。

また、足元の相場展開の一端を象徴するものが(日経平均をTOPIXで割った)NT倍率の上昇だ。直近ボトムの7日15.05倍から14日は15.31倍と再び過去最高を記録した。4日間で0.26倍分の上昇は「TOPIXが全く動かないなかで日経平均が475円上昇した」のと同じことになる。

その牽引役は、半導体関連を中心とした一連の値がさハイテク株だが、意外な余波も生じている。

日電産、オムロン、ローム、村田製、島津と京都ハイテク株(や宝HD)が昨年来高値ラッシュとなるなか、それらすべての大株主である京都銀行(8369)も2年8カ月ぶりの高値に弾んだ。

東京エレクトロン(8035・月足)

サンケン電気(6707)の4日連続高値にも背景がある。54.9%出資する子会社、アレグロマイクロシステムズが13日も米NASDAQ市場で最高値を付け、保有株式の時価が自社の時価総額を大きく上回っているためだ。昨今の株高に伴う「保有株式価値向上」という点では、米国債券利回り上昇で買われた生損保株にも同様の文脈での評価が効きそうだ。

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今日の市況概況
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1月14日(木)☆[概況/大引け]

半導体関連が反落し、2時以降上げ幅縮小。電子部品も伸び悩んだ。ソフトバンクGは買われ、バイデン次期大統領のインフラ投資関連で東京製綱は大幅高

大引けの日経平均は28,698.26円の241.67円高、TOPIXは1,873.28ポイントの8.88ポイント高。東証1部の値上がり銘柄数は1,000、値下がり銘柄数は1,090。出来高は14億1,374万株、売買代金は3兆2,420億円。
日経平均は2時に28,979円(522円高)まで上昇したが、東京エレクトロンやレーザーテックなどの半導体関連が利益確保の売りで反落したことが影響し、2時過ぎから上げ幅を縮めた。

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