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コラム2021年1月18日

【本日のマーケット】1月18日(月)

1月18(月)のマーケット                                                                   

前週末の米国株式市場でNYダウは3日続落。12月の小売売上高が前月比0.7%減(市場予想0.1%減)となり、ミシガン大学による1月の消費者信頼感指数も79.2と市場予想の80.0を下回った。NYダウは前日比177ドル安(0.57%安)の3万814ドル。ナスダックは続落。電気自動車テスラと燃料電池のプラグパワー、半導体関連のエヌビディアが続落。対してフェイスブックは反発。ナスダック総合指数は前日比114ポイント安(0.87%安)の1万2,998ポイント。

本日の東京市場は続落でのスタート。寄り後には、400円超下落となる場面が見られたが、徐々に下げ幅を縮めて2万8300円を挟んでの推移。中国のGDPが発表され、10~12月期GDPは前年同期比6.5%増と7~9月期の4.9%増よりも回復が鮮明となった。中国はコロナ禍の2020年においても2.3%成長と、主要国の中でも唯一のプラス成長。今夜の米国市場はキング牧師誕生日で休場となるため、様子見姿勢が強まる中、NYタイムズが15日に「東京五輪中止の可能性」と報じたことがネガティブ視され続落。大引けの日経平均は276円安の2万8,242円。売買代金は1兆9,320億円。TOPIXは11ポイント安の1,845ポイント。

新興市場は共に上昇。ジャスダック平均は小幅反発。アサカ理研はリチウムイオン電池再生量産プラント増設を好感しストップ高。ケアサービスは上方修正でストップ高。一方でケイブは大幅続落。マザーズ指数は続伸。直近IPO銘柄のバルミューダ、エネチェンジが買われ、太陽電池製造装置のNPCが上昇。トヨクモは業績上方修正でストップ高。対して、ホープやBuySell、TKPは下落。

チャート上では、ローソク足は十字足。5日移動平均線(2万8,416円)を下回っており、目先調整も考えられる形状。

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中国経済回復持続は「コロナ次第」
日本証券新聞1月19日(火)紙面1面TOP記事掲載

ニッセイ基礎研究所 三尾幸吉郎上席研究員に聞く

米国市場休場(18日、キング牧師誕生日)を控えて様子見ムード強まるなか、東京市場は続落歩調となった。前場立会中に発表された中国GDPは想定通りの順調な内容を示したが、中国関連株(表は中国売上比率の高い銘柄)などの動意は乏しく、特に材料視されなかったようだ。発表数字などをどう読むべきか。やはり、「中国」といえばこの人、ニッセイ基礎研究所・三尾幸吉郎上席研究員(写真)に話を聞いた。

――2020年のGDPは前年比2.3%増とコロナ禍でもプラスをキープ。1~3月6.8%減に対し、10~12月は6.5%増と急回復だ。

「『前期比年率』で示す日米欧の主要国とは基準が異なり、中国では『前年同月比』主体の開示だが、過去の話とはいえ12月まで順調な回復を示している。また、小売売上高は1~9月の7.2%減に対して1~12月は3.9%減とマイナス幅縮小。投資も1~9月2.6%増に対し1~12月2.9%増だ。ただし、単月で12月は若干スピードダウンしている。11月に『独身の日』のセール期間を延ばした分、前倒しが生じた面もある」

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今日の市況概況
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1月18日(月)☆[概況/大引け]

東京五輪開催望み薄の報道が重石。幅広い業種が下落したが、日本電産とレノバ、エムスリーは買われ、レアメタル商社のアルコニックスは急騰

大引けの日経平均は28,242.21円の276.97円安、TOPIXは1,845.49ポイントの11.12ポイント安。東証1部の値上がり銘柄数は888、値下がり銘柄数は1,195。出来高は9億854万株、売買代金は1兆9,320億円。
先週末のNYダウが3日続落となったことや、NYタイムズ(電子版)が15日に「東京オリンピック開催の望みは薄くなった」という記事を掲載したことが響いた。

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