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コラム2021年3月2日

【本日のマーケット】3月2日(火)

3月2(火)のマーケット                                                                   

前日の米国株式市場は大幅上昇。NYダウは3日ぶりに大幅反発。2月27日に食品医薬品局(FDA)がジョンソン・エンド・ジョンソンの新型コロナウイルスワクチンの緊急使用を許可したことや、10年債利回りが落ち着いた動きを示したことが好感された。2月のISM製造業景況指数は60.8と、市場予想の58.8を上回ったが、10年債利回りは1.42%と前日比0.01%の上昇にとどまったことも安心感を誘った。NYダウは603ドル高(1.95%高)の31,535ドル。ナスダックは続伸。テスラやアップル、ズーム・ビデオが買われた。ナスダック総合指数は前日比396ポイント高(3.01%高)の13,588ポイント。

本日の東京市場は、米国市場の大幅高を受け続伸でのスタート。寄り後直後に3万円の大台寸前まで買い進まれるも、伸び悩み。世界保健機関(WHO)の緊急対応責任者が、年末までに新型コロナが終息するとの考えは時期尚早かつ非現実的との見方を示したことも重石となり、下落に転じた。大引けの日経平均は255円安の2万9408円。売買代金は2兆6,132億円。TOPIXは7ポイント安の1,894ポイント。

新興市場はまちまちの展開。ジャスダック平均は小反落。ワークマンは2月度既存店売り上げが3年5カ月ぶりに減収となったことで売られた。直近IPO銘柄のアピリッツと室町ケミカルは下落。一方で、出前館は大幅高。マザーズ指数は小幅に続伸。メルカリはアリババと組んで越境販売を始めると発表したことで買われた。BASEはECサイト作成サービスの機能拡張を材料視され反発。対して、PKSHAやバルミューダ、TKPは下落。

チャート上では、大きくギャップアップでのスタートとなり3万円の大台目前まで上昇。その後下げに転じて大陰線となった。25日移動平均線(2万9247円)は割り込まないものの、5日移動平均線(2万9575円)は下抜け。

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狙いは「3月末一括」高利回り銘柄
日本証券新聞3月3日(水)紙面1面TOP記事掲載

配当取りの季節到来(権利付き最終は29日) 一転増配でトーメンデバイス

ひとまず落ち着きを取り戻した米国債券市場発の相場波乱。このまま“平時モード”に戻るなら、タイミング的に注目されてくるのは3月期末の配当取りか。2日付日本経済新聞で「20~40%としてきた配当性向の目安を40%に固定する」と報じられたブリヂストン(5108)も話題を集めた。12月期決算のブリヂストンはともかく、日本企業の大多数を占める3月期の場合、権利付き最終日は今月29日。これから一段と関心を高めていくことになりそうだ。

先の「米国長期債1.6%乗せ」が内外市場で波紋を呼んだが、東証1部には3%台、4%台といった高利回り銘柄もゴロゴロしている。ここでは特に、(9月中間配当などを実施しない)「3月期末一括配当」銘柄に着目してみたい。1カ月足らず(19営業日)の保有で、年間配当を丸々手にすることができるのだから(もちろん30日の価格形成では「配当落ち」も生じるが…)。

表は、3月1日時点で利回り4%を超える東証1部3月末一括配当銘柄だ。建設株(など公共投資関連)の顔触れが目立つのは、季節的に1~3月期の収益ウエートが高い業態のため、9月末時点では年間の業績動向が読み難いといった背景があるためだ。もっとも、既に4~12月期決算発表も終え、最終月に入った現状では、大きな変動も想定しづらい。

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今日の市況概況
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3月2日(火)☆[概況/大引け]

WHOの緊急対応責任者が新型コロナの年内終息は非現実的と述べたため下落。旅行レジャー関連が安い

大引けの日経平均は29,408.17円の255.33円安、TOPIXは1,894.85ポイントの7.63ポイント安。東証1部の値上がり銘柄数は745、値下がり銘柄数は1,346。出来高は12億9,267万株、売買代金は2兆6,132億円。
米国株高を受けて、日経平均は取引開始直後に3万円に接近したが、大台回復には至らず、伸び悩んだ。
そして、世界保健機関(WHO)の緊急対応責任者が、年末までに新型コロナが終息するとの考えは時期尚早かつ非現実的との見方を示したため、下落に転じた。

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