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コラム2020年8月27日

【本日のマーケット】8月27日(木)

8月27日(木)のマーケット                                                                   

前日の米国市場でNYダウは反発。27日のパウエルFRB議長の講演について、物価上昇率目標の枠組み修正などにより景気を下支えする姿勢を強めるとの期待が広がりました。ナスダック指数は5日続伸で1.7%高。ネットフリックスやフェイスブック、テスラが上昇。本日の東京市場はジャクソンホールでのパウエルFRB議長の講演を控え見送り商状。後場は値動きがほとんどない展開。大引けの日経平均は82円安の2万3208円。売買代金は1兆7234億円と薄商いでした。

新興市場は軟調。ジャスダック平均は小幅反落。新型コロナワクチンのガラス容器の期待で不二硝子は連日の高騰。昨日ストップ高のNo.1は大幅高。対して、Speee、ウチダエスコは下落。マザーズ指数も反落。上場以来初めての下落となったT&Sは、利益確定の売りがかさみストップ安。リファインバースも反落。ジモティーも利食い売りから下落。直近IPO銘柄で、昨日まで3日連続ストップ高のニューラルポケットは反落。一方、コパコーポレーションは大幅高です。

上場3日目のインターファクトリーは公開価格960円の約5.3倍の5080円で初値形成。その後はストップ高の6080円まで上昇しました。

チャート上では5日移動平均線(2万3140円)の上方に位置。2万3200円台はキープと言ったところ。

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「高利回り株復権」へ状況証拠そろう
日本証券新聞8月28日(金)紙面1面記事掲載

“悪役”私募投信も11カ月ぶり買い越し ダイセルなど狙い目に

日本時間27日夜に控えたジャクソンホール会議の米FRB(連邦準備制度理事会)・パウエル議長講演を控えて様子見気分強い展開。フォワードガイダンス(低金利政策長期化)を示唆する発言があれば、市場のリスク・オンを促す一方でドル安・円高要因にもなることを警戒する向きも。ともあれ、常態化しつつある世界的な超低金利状況とは別世界の様相で、いまだに3%、4%も当たり前なのが日本の高配当利回り銘柄だ。

27日で配当や株主優待など8月末割り当ての各種権利を落とし、28日から実質9月相場入りとなる。大勢を占める3月期決算企業の中間配当月。ここから配当取りの動きが注目されてくる。

と言いたいところだが、高配当利回り銘柄を見る機関投資家の視線は妙に冷たい。なぜか。例えば日経平均高配当株50指数で見ると、昨年8月末から直近26日までに6.9%安となった。同期間のTOPIXが7.4%高しているにも関わらずだ。ほかのどの配当指数を見ても、特にここ1年ほどのパフォーマンスの悪さは際立っている。これでは、たとえ5%の利回りを確保しても、とても投資には見合わない。

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今日の市況概況
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8月27日(木)☆[概況/大引け]

円高や中国のミサイル発射が警戒され下落。レーザーテックや不動産株が安い。一方、リクルートは反発し、テラスカイ急騰。日本電波工はストップ高

大引けの日経平均は23,208.86円の82.00円安、TOPIXは1,615.89ポイントの8.59ポイント安。東証1部の値上がり銘柄数は805、値下がり銘柄数は1,287。出来高は9億2,362万株、売買代金は1兆7,234億円。
今晩のFRB議長の講演は低金利政策の長期化を示すという観測で円高になったことや、中国が昨日、南シナ海に向けて中距離弾道ミサイル4発を発射したことが警戒され、日経平均は値下がりとなった。

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