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コラム2020年9月2日

【本日のマーケット】9月2日(水)

9月2日(水)のマーケット                                                                   

前日の米国市場でNYダウは反発。8月のISM製造業景況指数が56.0と7月の54.2から上昇し、市場予想の54.5も上回ったことが好感され、新規受注指数が大きく伸びたことも追い風となった。ウォルマートはサブスクリプション(継続課金)型の会員サービスの開始を発表し上昇。ナスダック指数は3日続伸。ズームビデオが好決算を受けて急騰、電子署名のドキュサインも大幅高。本日の東京市場は、上昇でのスタート。一時、安倍首相の辞任が伝わる前の水準を回復したものの上値を積極的に買う雰囲気はなく、様子見ムード。大引けの日経平均は109円高の2万3247円。売買代金は1兆8785億円と連日で2兆円割れ。

新興市場は堅調展開。ジャスダック平均は伸び悩んだものの3日続伸。ブロードバンドタワーが買われ、九州に大型台風接近でヤマウと麻生フォーム、ヤマックスは大幅高。対して、ケイブは大幅続落。出前館とテラは反落。マザーズ指数も続伸。直近IPO銘柄を中心に活況が続き、インターファクトリー、ニューラルポケット、SunAsteriskが売買代金上位で大幅上昇。バンクオブイノベも大幅続伸。一方、GNIグループは反落。

チャート上では5日移動平均線(2万3123円)の上方をキープ。狭いレンジの動きが続いています。

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鈴木一之 マーケットレポート
日本証券新聞9月3日(木)紙面1面記事掲載

バフェット氏は、なぜ商社株を買ったのか

鈴木一之です。夏の終わりは実に激しい変化が起こります。コロナウイルスの影響でしょう。さまざまなことが起こります。

安倍首相の突然の辞任にも驚きましたが、それ以上に驚いたのがバフェット氏による日本の5大商社の大量買いです。

「投資の神様」ウォーレン・バフェット氏が経営するバークシャー・ハサウェイが関東財務局に提出した資料によって、伊藤忠、丸紅、三井物産、住友商事、三菱商事をきれいに5%ずつ保有していることが分かりました。

バフェット氏といえば、他社にはない魅力的な製品やサービスで差別化を際立たせている企業を底値圏で大量に買い、それを超長期にわたって保有することで知られています。いわば究極のバリュー株投資家です。古くはコカ・コーラ、ジレット、アメックスの巨大な成長をとらえ、2016年以降はアップルの株式を6%近く保有する大株主となって成功を収めています。数々の伝説的な投資を実行し、バークシャーの銘柄選定法とバフェット氏の投資哲学は世界中の投資家が熱心に研究しています。

そのバフェット氏が日本の上場企業に対して初めて、大々的な投資を行ったのですから驚かない方がおかしいでしょう。それほどまでにアメリカ株が割高なレベルに到達してしまったとも考えられますし、反対に日本株の割安感が際立っているともみられます。

・・・続きは紙面・Digital版で!

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今日の市況概況
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9月2日(水)☆[概況/大引け]

日経平均は一時、安倍首相の辞任が伝わる直前の水準近くまで戻した。ブイキューブ大幅続伸。村田製作も高い。商社は一服

大引けの日経平均は23,247.15円の109.08円高、TOPIXは1,623.40ポイントの7.59ポイント高。東証1部の値上がり銘柄数は1,228、値下がり銘柄数は846。出来高は9億7,648万株、売買代金は1兆8,785億円。
日経平均は朝方23,287円(149円高)となり、先週金曜日に安倍首相の辞任が伝わる直前の水準に接近するところまで戻したが、その後は上値が抑制された。

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