9月3日（木）のマーケット                                                                   

前日の米国市場でNYダウは454ドル高と大幅続伸。追加経済対策を巡る協議進展期待やワクチン開発への期待から買いが優勢となり、NYダウは2万9,000ドル台を約6カ月ぶりに回復し、最高値(29,551ドル)も射程圏となった。ナスダックは4日続伸となり、初の1万2,000ポイント乗せ。半導体関連のエヌビディアとラムリサーチ、アルファベット（グーグル運営会社）等が上昇。本日の東京市場はNY市場の株高を受けて大きくギャップアップでのスタート。寄付き後には、333円高の2万3580円まで上昇しコロナ暴落直前のレベルに復帰。日米共にコロナショックで急落する前の2月21日の水準を回復となりました。また、TOPIXは6月8日に付けた終値ベースの戻り高値1630ポイントを抜いた。大引けの日経平均は218円高の2万3465円。売買代金は1兆9362億円。

新興市場はまちまちの展開。ジャスダック平均は小幅ながらも4日続伸。中古スマホ販売の日本テレホンと半導体製造装置関連のイハラサイエンスはストップ高。対して、ワークマンは反落。マザーズ指数は4日ぶりに小反落。直近IPO銘柄の物色は続くも、高安まちまちの展開。ニューラルポケットとSunAsteriskは上昇。インターファクトリーとT＆Sは下落。弁護士ドットコムは反落。ビープラッツはサブスクリプション統合プラットフォームが経産省のITツールに認定されストップ高。

チャート上では直近8月25日の高値2万3431円を上抜き、2月21日以来の株価水準。上昇トレンド継続で2万4000円も視野に入って来ました。ここ最近続いている2万3300円～2万3400円台のもみ合いからの上放れが期待されます。

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【躍動「第2幕」 TOPIX、新局面入り】
日本証券新聞9月4日（金）紙面1面TOP記事掲載

景気・企業収益に「急回復」期待

3日、「収穫の秋」を告げるような躍動相場第2幕がスタートした。前日のNYダウ終値は454ドル高と大幅高を記録し、NASDAQ総合指数も最高値を再び更新。この動きを受けて3日の日経平均はザラバで333円高の2万3,580円と、コロナ暴落直前のレベルに回帰したほか、TOPIXは6月8日に付けた終値ベースの戻り高値1,630.72ポイントを抜いた。景気・企業収益の急回復期待が高まっている。

株式相場が勢いづき始めた。日経平均は3日、取引時間中に2月21日以来、約7カ月ぶりに2万3,500円台に乗せた。

8月13日以降、日経平均は前日まで15営業日連続で2万3,300～2万3,400円台を上限とするもみ合いを形成していた(3日付1面、「機は熟した『2万4,000円トライ』」既報)。この日の動きは、そこから抜け出す第一歩だ。

TOPIX(日足)