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コラム2020年9月8日

【本日のマーケット】9月8日(火)

9月8日(火)のマーケット                                                                   

前日の米国市場はレイバーデーのため休場。欧州市場は全般的に上昇となっており、ロンドンFT指数は2.39%上昇、ドイツDAX指数も2%超の上昇。本日の東京市場は安心感を持って上昇でのスタートで日経平均は反発。米トランプ大統領が早ければ10月中にワクチン提供開始と述べたほか、IOC調整委員長が新型コロナウイルスに関わらず東京五輪の再延期と中止は無いと語ったことが安心感を誘いました。徐々に上値追いの展開でほぼ高値引けとなり、大引けの日経平均は184円高の2万3274円。売買代金は2兆941億円とかろうじて2兆円越え。

新興市場も反発。ジャスダック平均は反発。テラは新型コロナウイルス感染症の細胞療法がメキシコイダルゴ州政府で承認されたため急騰。来年の東京五輪の再延期は無いという見通しから、スポーツイベントの企画・設営会社のセレスポは大幅高。対して、中古スマホ販売の日本テレホンは4日ぶりに反落。マザーズ指数は4日ぶりに反発。BASEやニューラルポケットが買われ、フリークアウトとミクリードはストップ高。一方で、サンアスタリスクやバンクオブイノベが下落。

チャート上では陽線坊主に近いローソク足形状で、9月3日以来の5日移動平均線(2万3256円)上抜け。上方向への期待が感じられます。

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「日経平均3万円への道」 マネックス証券が1年ぶりアップデート
日本証券新聞9月9日(水)紙面1面TOP記事掲載

達成のカギは“過剰流動性”

「日経平均3万円への道」…。高値圏での膠着(こうちゃく)状態が続く市場に、景気のいいフレーズが飛び込んできた。マネックス証券がかねて掲げる中期目標のこと。新たに7日付レポートで、昨年11月以来となるアップデート(最新版への更新)を行ったものだ。「2022年3月までには3万円に到達するものと考える」と結ばれている。バブル崩壊後長らく、はるか彼方に仰ぎ見てきた「3万円」だが、考えてみれば、向こう1年半で3割高すれば手が届くところまできているわけだ。

マネックス証券がこれを最初に打ち出したのは2017年10月27日のこと(大々的に会見したのは11月9日)。当時の日経平均は2万2,000円台。今と変わらない水準だ。当初の想定では19年3月末までに到達するはずだった。丸3年ずれ込んだことになる。

結果だけを問うなら、“オオカミ少年”のそしりも免れないのではないか。そもそもなぜ今アップデートなのか。前回昨秋時点の予想とどこが変わったのか。

広木隆チーフ・ストラテジスト(写真)に聞いたところ、「本来なら四半期ごとに見直すべきだし、当初は春先の更新を想定していたが、コロナ禍でずれ込んでいた。首相交代もある今がころ合いだと考えた。『22年3月末までに3万円』自体は前回と変わらない。

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今日の市況概況
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9月8日(火)☆[概況/大引け]

米大統領とIOC調整委員長の発言を好感。菅官房長官が不妊治療の保険適用を公約に掲げたため富士製薬とあすか製薬が急騰

大引けの日経平均は23,274.13円の184.18円高、TOPIXは1,620.89ポイントの11.15ポイント高。東証1部の値上がり銘柄数は1,757、値下がり銘柄数は344。出来高は10億7,485万株、売買代金は2兆941億円。
東証は反発。トランプ大統領が新型コロナウイルスのワクチンについて早ければ10月中にも提供を開始できるという見通しを示したことや、東京五輪の準備状況を監督する国際オリンピック委員会(IOC)のジョン・コーツ調整委員長が、新型コロナウイルスの影響で来年に延期された東京五輪はウイルスが「あろうがなかろうが」開催されるとして、再延期や中止はないとの見方を示したことが好感された。

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