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コラム2020年9月16日

【本日のマーケット】9月16日(水)

9月16日(水)のマーケット                                                                   

前日の米国市場で、中国の8月小売売上高が8カ月ぶりにプラスとなった事などを好感し、NYダウは一時237ドル高となるも、FOMCの結果を様子見となったことや、アップルの新製品発表会でiPhoneの新製品発表がなく一時下落となったことが嫌気され伸び悩み。結局2ドル高の2万7,995ドル。ナスダック総合指数は続伸となり、133ポイント高(1.21%高)の1万1,190ポイント。テスラやネットフリックス、フィットネス関連のペロトン・インタラクティブなどが買われた。本日の東京市場は、FOMC前に為替が105円台前半と円高方向での推移となり小幅安でのスタート。全体的にもみ合い商状の中、菅新首相関連銘柄が物色され、底堅く推移し小反発。大引けの日経平均は20円高の2万3475円。売買代金は2兆1398億円。

新興市場は続伸。ジャスダック平均は5日続伸。ワークマンやブロードバンドタワーが買われ上昇。フェローテックは中国子会社が中国株式市場への上場を目指すことで3日続伸。対して、セリアやテラは3日続落。マザーズ指数も続伸。サンバイオ、GATech、ギフティが大幅続伸。ステムリムは塩野義製薬への導出薬が慢性肝疾患治療薬として臨床試験が年内に実施となりストップ高。一方でモダリスやT&Sは下落。

チャート上では5日移動平均線(2万3426円)上での推移。底堅さが感じられます。

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鈴木一之 マーケットレポート 並び立つグロース株とバリュー株
日本証券新聞9月17日(木)紙面1面記事掲載

一段と明るさ増す中国景気

鈴木一之です。自民党総裁選が終了しました。大勢は既に決着していたので、後継総裁には波乱はなく菅義偉・前官房長官が就き新体制がスタートしました。戦後最長の安倍政権の後継は実に波乱なく進みました。「次の首相」候補に長らく置かれてきた岸田文雄・前政調会長の芽はしぼんでしまったようですが、いくつかの点がはっきりしたように思います。

(1)菅政権では大派閥間の人事の均衡がそのまま保たれること、(2)官房長官に加藤勝信氏が就いたことで安倍晋三氏の力がそのまま温存されること、(3)麻生財務相、茂木外相、西村経済財政相、萩生田文部科学相が再任することから前政権の政策は何も変わらないこと、(4)菅氏が明言したように衆院解散・総選挙は当分は行われないこと、などです。国民の信は問われず安倍政権がそのまま温存されることとなります。手詰まりの金融政策を見越してじわじわと円高が進んでいます。

株式市場は火曜日から物色の流れがはっきりと変化しました。短期調整に入っていた小型・グロース株が一斉に息を吹き返し、その間に上昇をリードした大型・バリュー株が軒並み下落しています。米国NASDAQが早くも調整完了に向かいつつあることと軌を一にしており、日経平均よりも東証マザーズ指数に勢いが戻りました。

・・・続きは紙面・Digital版で!

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今日の市況概況
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9月16日(水)☆[概況/大引け]

円高で小動きだったが、菅関連銘柄はチェンジやエムティーアイ、IIJなど堅調。新日本科学はシラスウナギ人工生産に成功で急騰

大引けの日経平均は23,475.53円の20.64円高、TOPIXは1,644.35ポイントの3.51ポイント高。東証1部の値上がり銘柄数は1,357、値下がり銘柄数は732。出来高は11億6,886万株、売買代金は2兆1,398億円。
米国FOMCを控え、1ドル=105円台前半に円高が進んだことが重石となり日経平均は小動きだったが、菅新首相の政策推進に期待して関連銘柄は堅調だった。

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