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コラム2020年9月30日

【本日のマーケット】9月30日(水)

9月30日(水)のマーケット                                                                   

前日の米国市場は4日ぶりに反落。NYダウは前日比131ドル安(0.48%安)の2万7,452ドル。ナスダック総合指数は前日比32ポイント安(0.29%安)の1万1085ポイント。本日の東京市場は、米大統領選候補者TV討論会でもトランプ氏は挽回できずとの見方から、時間外取引でNYダウ先物が売られたことを受け大幅下落。4日ぶりの反落となり、大引けの日経平均は353円安の2万3185円。売買代金は2兆9096億円。

新興市場はもみ合い。ジャスダック平均は小幅反落。ブロードバンドタワーやビジョナリー、サンライフが売られた。対して、DMソリューションズが急騰。100万円でECサイト立ち上げから、商品発送まで完全サポートのサービスを立ち上げたことが好感された。マザーズ指数は底堅さを感じさせ前日比変わらず水準。GNIグループが物色され、ミンカブやログリーも上昇。一方、直近IPO銘柄のrakumoやI-neは下落。

本日新規IPOのアクシス(4012)はカイ気配を切り上げ売買は成立せず。金融機関や官公庁向けなどのシステム開発会社。資金吸収額6億円台の小型案件。また、29日に新規IPOしたヘッドウォータース(4011)はこの日も買は成立せず初値形成は3日以降に持ち越しとなった。AIソリューション事業を展開している。資金吸収額は2億円台と、9月の新規上場では最軽量案件。

チャート上では陰線坊主。25日移動平均線(2万3278円)を下抜け。早晩の回復が望まれます。

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鈴木一之 マーケットレポート
日本証券新聞10月1日(木)紙面1面記事掲載

下半期相場 構造改革、待ったなし 激変マーケットの注目点

鈴木一之です。株式市場では2020年の下半期相場が始まりました。振り返るまでもなく上半期の相場は大変な毎日でした。

コロナウイルスの全世界的な感染拡大で「1930年代の大恐慌以来」という危機的状況での厳しい相場展開でした。あらゆる国でGDPが一瞬にして消え、各国政府は超特大の景気対策を打ち出して、辛うじて経済の崩壊を食い止めました。株価は急落の後に値を戻すという激変を等しく余儀なくされました。

そして下半期の相場が始まります。その初日となった9月29日(火)、見逃すことのできない変化が株式市場の至るところで起こりました。それらを列挙してみます。

①日経平均は配当落ち分を即日で埋めた、②日経500種平均は前日に続いて史上最高値を更新、③NTTドコモに対する史上最大(4兆円)のTOB(株式公開買い付け)が親会社から発表された、④マザーズ市場が切り返した、⑤半導体・電子部品株が堅調だった、⑥業績上方修正(3倍増)のキャリアリンク(6070)が連続ストップ高、⑦時価総額の大きなJASDAQ銘柄が堅調だった、などです。

・・・続きは紙面・Digital版で!

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今日の市況概況
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9月30日(水)☆[概況/大引け]

大統領選挙討論会でバイデン優勢からNYダウ先物が下落し、日経平均は353円安。銀行の下げが目立ち、官公庁関連のキャリアリンクは買われた

大引けの日経平均は23,185.12円の353.98円安、TOPIXは1,625.49ポイントの32.61ポイント安。東証1部の値上がり銘柄数は253、値下がり銘柄数は1,892。出来高は14億4,236万株、売買代金は2兆9,096億円。
大統領選挙の討論会は非難の応酬だったが、CBSニュースの調査によると、バイデン氏が勝ったとの回答は48%、トランプ氏は41%だった。
バイデン氏は株式譲渡益課税の最高税率をほぼ倍増する意向のため、当選すれば富裕層から売りが出てくるという懸念から時間外取引でNYダウ先物が下落し、日経平均も連れ安となった。

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