TOP  NSJアップデート  コラム  【本日のマーケット】10月7日(水)
コラム2020年10月7日

【本日のマーケット】10月7日(水)

10月7日(水)のマーケット                                                                   

前日の米国市場は反落。トランプ大統領が6日、新型コロナウイルス経済対策を巡る民主党との協議を11月の大統領選挙後まで停止すると発表したたことがネガティブ視され急落。NYダウは前日比375ドル安(1.34%安)の2万7,772ドル。ナスダック総合指数は前日比177ポイント安(1.57%安)の1万1,154ポイント。本日の東京市場は、トランプ大統領が民主党との経済対策協議を停止と発表したことを嫌気して反落スタート。しかしながら、新内閣への政策期待を支えに下げ渋りの展開となり徐々に下げ幅を縮め小反落。大引けの日経平均は10円安の2万3422円。売買代金は1兆9325億円と連日の2兆円割れ。TOPIXは小幅上昇となり3日続伸。

新興市場は堅調展開。ジャスダック平均は3日続伸。5G関連の受注拡大期待で電子部品メーカーのリバーエレテックとトミタ電機が急騰。一方、アオキスーパーは下期2ケタ減益予想で売られた。マザーズ指数も3日続伸。サイバーダインが医療用下肢が脳卒中などの医療機器に承認されたことでストップ高。メルカリは米運用大手のキャピタル・リサーチが5%超保有したことが判明し注目された。対して、直近IPO銘柄のタスキとアクシスは下落。

チャート上では寄り付きが安値の陽線坊主。各移動平均線の上方での推移は継続です。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ NSJ Market Forcus
注目記事 Pick up
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

鈴木一之 マーケットレポート
日本証券新聞10月8日(木)紙面1面記事掲載

株式相場 変わる物色ステージ

鈴木一之です。先週起こった東証のシステム障害による終日取引停止には驚きましたが、もっと驚くのは、翌日以降の相場変動のどこにも影響が出ていない点です。まるで何ごともなかったかのように、平静さが戻っています。

あれほどの大騒ぎをする必要はなかったのかもしれませんが、まったく関心を示されないのもそれはそれで大きな問題です。世界の投資家の間で、日本株の位置付けがこれほど低下しているのかと図らずも知らされてしまいました。

トランプ大統領の健康問題やテレビ討論会の出来栄えを世界中のメディアが一斉に報じています。ニュース性のあるうちは話題に上りますが、ニュースは毎日のように新しく生まれています。新鮮味の薄れた話題はすぐに視界から消え去ります。あとには当事者の苦しみや嘆きだけが残されます。

東京株式市場では引き続き小型成長株の全盛期が続いています。4~9月の上半期が終わって、マザーズ市場は3月末の水準から半年間でプラス97%強の上昇を果たしました。同じ期間の東証1部とJASDAQの上昇率はともにプラス22%くらいにとどまっています。デジタル技術の先端領域に精通しているマザーズ企業に大きな時代の風が吹いています。

その順風満帆に見えるマザーズ市場や東証1部の小型株にしても、物色対象のステージは目まぐるしく変わってきました。

・・・続きは紙面・Digital版で!

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ NSJ Market Forcus
今日の市況概況
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

10月7日(水)☆[概況/大引け]

新内閣の政策期待で下げ渋り。首相が行政手続き見直し指示でIT関連が買われた。米FDAが新型コロナワクチンで厳しい指針を出し、医薬品は下落

大引けの日経平均は23,422.82円の10.91円安、TOPIXは1,646.47ポイントの0.72ポイント高。東証1部の値上がり銘柄数は914、値下がり銘柄数は1,171。出来高は9億3,203万株、売買代金は1兆9,325億円。
トランプ大統領が民主党との経済対策協議停止を発表したため、日経平均も売られたが寄り付きが安値で、新内閣への政策期待が下支えし、下げ渋りを見せた。

詳しくはコチラ

関連記事