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コラム2020年10月13日

【本日のマーケット】10月13日(火)

10月13日(火)のマーケット                                                                   

前日の米国市場は4日続伸。アップルは13日に特別イベントをオンラインで開くが、5G対応の新型iPhoneを発表するのではないかという期待から上昇。ツイッターはドイツ銀行が「Buy」に引き上げたことで注目された。NYダウは前日比250ドル高(0.88%高)の2万8,837ドル。ナスダックではNYダウ構成銘柄と重複するアップルの他に、アマゾンが13日から2日間開催される「プライム・デー」の売上好調期待で買われ、フェイスブックやエヌビディアの上げも目立った。ナスダック総合指数は前日比296ポイント高(2.56%高)の1万1,876ポイント。本日の東京市場は小幅反発でのスタート。米ジョンソン&ジョンソンが新型コロナワクチンの臨床試験で参加者が原因不明の病気となったため治験を一時停止したことを受けて、時間外取引のNYダウ先物が下落。日経平均も小幅安となる時間帯もあった。14日2時から特別イベントをオンラインで開くアップルが5G対応の新型iPhoneを発表するのではないかと期待され、アップル関連株が買われた。大引けの日経平均は43円高の2万3601円。売買代金は1兆8405億円と連日の2兆円割れ。TOPIXは5ポイント高の1649ポイント。

新興市場は前日まで6日続伸となっていたことから一服。ジャスダック平均は小幅に下落。ナビタスやブロッコリーが下落。一方、システムデイは東海東京調査センターの強気の投資判断で買われた。Jエスコムは北海道文教大学と包括連携協定し、アンチエイジング商品の開発が期待された。マザーズ指数も小幅反落。BASEやHENNGEが売られ、イオレとベガコーポは大幅安。対して、電子署名の弁護士ドットコムは7日続伸。電子カルテシステムのソフトマックスも人気継続。

本日IPOの日通システム(4013)は公開価格3,000円の約1.8倍にあたる5,500円で初値形成。同社は、就業管理、人事管理などHRM(ヒューマン・リソース・マネジメント)分野で、ソリューションサービスを提供している。

チャート上では寄り付き天井の陰線となるも、下ヒゲを引き5日移動平均線(2万3570円)上での推移。底堅い展開が継続。

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「次は何か」 有望株の“新芽”先取る
日本証券新聞10月14日(水)紙面1面TOP記事掲載

「出遅れ」工作機械株 高松機械などに照準

朝方、小反発して始まった13日の日経平均はその後、小動き。アップル関連の主力株は強調を保ったものの、2万4,000円台というフシ目を意識して、ここから踏み込んで買っていいのかどうか、市場参加者の間では今、強弱感が対立している。こうした地合いを乗り切るうえで、注目したい切り口がある。①工作機械株の出遅れ②「事業ポートフォリオ再編」関連③人気の圏外にある「人の行く裏に道あり」銘柄――の3つだ。

13日のマーケットで話題を集めたセクターの一つが工作機械だ。

日本工作機械工業会が12日引け後に発表した9月分の受注(速報値)は総受注額が841.43億円と、8月実績の677.80億円から23.8%増(別掲のグラフ参照)。このうち、外需は538.7億円(7月比19.9%増)と2カ月連続で増えたほか、昨年9月の529.08億円を上回り、前年同月比ベースでも受注好転が浮き彫りになってきた。これを受けて13日にはオークマ(6103)DMG森精機(6141)ツガミ(6101)など大手工作機械株が軒並み高。

本紙では9月1日付で「工作機械株に“復権”の狼煙」としてこのセクターを取り上げたが、今後、業況改善を映した個別株人気の波は工作機械株を含む機械株全般に、また先駆実力株から次第に出遅れ銘柄へと広がっていくだろう。

この場合、需給面で見る限り、先駆株に比べると“手付かず”の状態にある出遅れ株のほうがパフォーマンスで優位に立つ可能性がある。

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今日の市況概況
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10月13日(火)☆[概況/大引け]

小幅高もみ合い。アップル関連と工作機械業界の外需増加でファナックは高い。電子署名のGMOグローバルサイン急騰。半面、医薬品は敬遠

大引けの日経平均は23,601.78円の43.09円高、TOPIXは1,649.10ポイントの5.75ポイント高。東証1部の値上がり銘柄数は1,045、値下がり銘柄数は1,028。出来高は8億7,081万株、売買代金は1兆8,405億円。
日経平均は小幅高もみ合いとなった。

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