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コラム2020年10月14日

【本日のマーケット】10月14日(水)

10月14日(水)のマーケット                                                                   

前日の米国市場は5日ぶりに反落。ジョンソン&ジョンソンとイーライ・リリーがそれぞれ新型コロナウイルスワクチンの治験を中断したことや、アップルが5G対応の新型iPhoneを発表したが、材料出尽くし感から売られた。NYダウは前日比157ドル安(0.55%安)の2万8,679ドル。ナスダックではアップルやビヨンドミートが売られたが、ズームビデオやネットフリックスが買われたことで小幅な下げにとどまった。ナスダック総合指数は前日比12ポイント安(0.10%安)の1万1,863ポイント。本日の東京市場はNY市場の反落を受けて小幅安でのスタート。狭いレンジでの値動きの中、IMFによる経済見通しの上方修正や、日銀のETF買いが下支えとなり小幅ながら続伸。大引けの日経平均は24円高の2万3626円。売買代金は1兆9458億円と2兆円割れが継続。TOPIXは5ポイント安の1643ポイント。日銀のETF買いは701億円となり、10月に入ってからは初の買い入れ。

新興市場は共に反発。ジャスダック平均は小幅反発。シライ電子は大幅続伸となり、No.1は第2四半期の業績改善で急騰。一方、JエスコムやBBタワーは下落した。マザーズ指数も反発。Sansanは第1四半期が22%営業減益だったが、通期予想対しては順調な進捗と大和証券が解説して急騰。オンライン診療関連のメドレーは岩井コスモ証券の投資判断の新規「A」を好感し買われた。対して、チームスピリットは今期減益予想を開示し下落。

チャート上では狭いレンジの動きながらも陽線。5日移動平均線(2万3610円)上での推移は継続。

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鈴木一之 マーケットレポート
日本証券新聞10月15日(木)紙面1面記事掲載

世界経済 “床の下”で不穏な動き 新たな成長企業探る展開

鈴木一之です。日に日に秋が深まってきたことが実感されます。気温が20度を下回ってくるとコロナウイルスの感染力が強まってきます。それが北半球では欧州を中心に感染拡大が再び深刻になりつつあります。

フランスはこの秋、南部で大雨による深刻な洪水の被害が発生しましたが、今またウイルスの拡大によって苦境に立たされています。パリの飲食店では深夜のバーの営業が禁止されました。

ドイツは春先まではウイルス封じ込めでは世界トップクラスでしたが、現在は北西部を中心にホテルの利用禁止など規制が強化されています。より最も深刻なのは英国で、リバプールは10万人当たりの感染者数が600人に達し、厳しい外出禁止令が発動されることになりました。

外出禁止はスコットランドが先行しており、いずれも寒い北部に集中しています。気温の低下がウイルスの勢力増を後押ししています。

ハロウィンが過ぎ、11月に入るとクリスマスが目の前に迫ってきます。1年を通じて最も商売が繁盛するクリスマスの季節に、小売店やレストランが店を開けられないなんて、厳しさを通り越して悪夢のようです。それを避けるためにも、目下のウイルス対策が厳しくなることは避けられません。

日本も人ごとではありません。航空トップのANAが20年ぶりの冬のボーナスゼロを労働組合に提示するもようで、併せて希望退職の募集に踏み切ります。「GoToトラベル」キャンペーンで国内線の利用客は徐々に戻っていますが、肝心の国際線の回復はめどが立ちません。

・・・続きは紙面・Digital版で!

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今日の市況概況
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10月14日(水)☆[概況/大引け]

値動きは乏しい。GMOグローバルサインやブイキューブは高いが、ソニーやメガバンク、トヨタは安い

大引けの日経平均は23,626.73円の24.95円高、TOPIXは1,643.90ポイントの5.20ポイント安。東証1部の値上がり銘柄数は735、値下がり銘柄数は1,357。出来高は9億6,737万株、売買代金は1兆9,458億円。
日銀によるETF買い期待が下支え要因となったが、値動きは乏しい状態だった。

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