TOP  NSJアップデート  コラム  【本日のマーケット】10月29日(木)
コラム2020年10月29日

【本日のマーケット】10月29日(木)

10月29日(木)のマーケット                                                                   

前日の米国市場でNYダウは大幅安となり4日続落。欧州で再拡大となっているコロナウイルスの感染で、ドイツやフランスがロックダウン実施を発表したことを受け大幅安となった。NYダウは前日比943ドル安(3.43%安)の2万6,519ドル。ナスダックも大幅反落。上院のSNSに関する公聴会にフェイスブック、ツイッター、グーグルのCEOがオンライン形式で出席したことを受けて、規制強化が懸念された。ナスダック総合指数は前日比426ポイント安(3.73%安)の1万1,004ポイント。本日の東京市場は欧米市場の急落を受け、ほぼ全面安の始まり。ギャップダウンで247円安の2万3170円を付けた後は下げ渋り、底堅い推移。日本は欧米に比べて感染拡大が抑制されているため狼狽売りも限定的となった。後場にはTOPIXがプラス圏に浮上するなど、下げ幅を急速に縮めた。大引けの日経平均は86円安の2万3331円。4日続落となるも底堅い展開。売買代金は2兆956億円。TOPIXは1ポイント安の1610ポイント。

新興市場も下げ幅を縮少。ジャスダック平均は続落。セリアがジェフリーズ証券の弱気判断で下落。アストマックスは反落。一方、マンション開発のアスコットはSBIと資本業務提携を発表しストップ高。A&Tはトクヤマが完全子会社化すると発表し急騰。マザーズ指数は小幅続落。弁護士ドットコムやSansanが売られた。対してマクアケは続伸。すららネットも上昇。直近IPO銘柄のカラダノートとPアンチエイジングが大幅高。

チャート上では、ギャップダウンから寄り付きが安値となる陽線。一時は一目均衡表の雲の上限(2万3199円)を割り込んだものの、一目均衡表の基準線(2万3338円)近辺まで回復。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ NSJ Market Forcus
注目記事 Pick up
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

日本株に“心棒” 海外安に抵抗
日本証券新聞10月30日(金)紙面1面TOP記事掲載

SONY、上方修正で急騰 一気に「雲」抜け

米国株の波乱で大きく突っ込むと取引開始前に警戒したものの、意外に下値は堅かった――29日の日本株は、そうした印象を市場関係者に与えた。

この日、東京株式マーケットは前日のNYダウ943ドル安(下落率3.43%)やNASDAQ総合指数の426ポイント安(同3.73%)を受けて売り優勢でスタート。日経平均は寄り付き時点で前日比241円安(同1.03%)の2万3,176円まで下落したが、ソニー(6758)の急騰効果もあって、全般下げ渋りの様相を呈し、大引けでは86円安(同0.37%)。まだ油断はできない状態が続くが、ソニー、コマツ(6301)日立(6501)など主力銘柄の収益上方修正によって全体相場に実態材料面での“心棒”が入った面がある。

ソニー(6758・日足)と一目均衡表

圧巻だったのはソニー。東証売買代金ランキングではトップに躍り出て、一時、前日比579円高(7.01%高)の8,827円まで跳ね上げた。ソニー一銘柄だけで、この日、日経平均を約20円押し上げた。

・・・続きは紙面・Digital版で!

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ NSJ Market Forcus
今日の市況概況
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

10月29日(木)☆[概況/大引け]

仏独の行動制限を受け、日経平均は寄り付き安値となったが、その後下げ幅縮小。ソニーが断トツの売買代金で買われた。メルコはストップ高

大引けの日経平均は23,331.94円の86.57円安、TOPIXは1,610.93ポイントの1.62ポイント安。東証1部の値上がり銘柄数は747、値下がり銘柄数は1,333。出来高は10億1,237万株、売買代金は2兆956億円。
フランスが1カ月の原則外出禁止、ドイツは飲食店など営業制限が発表され、欧米株は急落し、東証も売り先行となったが、日経平均は寄り付きが本日の安値(247円安の23,170円)となり、その後下げ幅を縮めた。日本の感染状況は欧米ほど深刻ではないという見方が狼狽売りを抑制した。

詳しくはコチラ

関連記事