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コラム2020年11月12日

【本日のマーケット】11月12日(木)

11月12日(木)のマーケット                                                                   

前日の米国市場でNYダウは3日ぶりに小反落。ニューヨーク州のクオモ知事が新型コロナウイルスの感染が増えていることを受け、レストランやバー、スポーツジムの営業を午後10時までとする行政命令を出したことから、経済活動への影響が警戒された。NYダウは前日比23ドル安(0.08%安)の2万9,397ドル。ナスダックは3日ぶりに反発。ハイテク株に買いが入りアップルやエヌビディアが買われ、ズームビデオは大幅反発となった。ナスダック総合指数は前日比232ポイント高(2.01%高)の1万1,786ポイント。本日の東京市場は、8日続伸でのスタート。ナスダックが上昇したことを受けハイテク株中心に買いが入った。利食い売りに押される場面もあったが、ファーストリテイリングの目標株価引上げ等で値嵩株が上昇して日経平均株価を押し上げ。対して、TOPIXはプラス圏となる時間帯も見られたものの、値下がり銘柄数の方が多く小幅反落。大引けの日経平均は8日続伸となり、171円高の2万5,520円。売買代金は2兆8,059億円。TOPIXは2ポイント安の1,726ポイント。

新興市場は続伸。ジャスダック平均は小幅続伸。昨日MSCI指数に新規採用となったハーモニックドライブが続伸。ワクチン保管関連の不二硝子は3日連続のストップ高。感染拡大を受けてマスクの興研も物色された。一方、KeyHやセプテーニ、DMソリューションズは下落。マザーズ指数も続伸。ECプラットフォームのBASEが反発。オンライン講座のKIYOが急騰。JIG-SAWも大幅高。対して、弁護士ドットコムやGMOFGは下落。

チャート上では、8日続伸で、ボリンジャーバンドの+3σ(2万5,741円)に沿ったバンドウォークが継続しているものの、高値警戒感も。

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海外コントラリアンの運用手法とは
日本証券新聞11月13日(金)紙面1面TOP記事掲載

NTT、大手商社への投資の視点

オービス・インベストメンツ日本法人・時国 司社長に聞く

財務省が10日発表した「10月の外国人売買」は6カ月ぶりの買い越し。昨年10月以来の金額に膨らんだ。再び注目を集める海外勢だが、目先で動くヘッジファンドもあれば、超長期スタンスの投資家もいる。後者で、30年にわたって日本株で高いパフォーマンスを挙げてきたのが(英国領)バミューダを拠点とする運用会社、オービス・インベストメンツだ。日本法人の時国司(ときくに・つかさ)社長(写真)と言えば、2015~16年に、フットサルのFIFAワールドカップ・アジア最終予選に台湾代表として出場したことでも知られる。時国社長に話を聞いた。

――コントラリアン(逆張り)の手法とは。
「ほかの市場参加者の動向に影響されず、あくまでも各企業の本源的価値との比較で株価を判断して投資している。日本株で言えば、バブル天井圏の1990年代初頭には保有ゼロだったが、リーマン・ショック年の2008年に全体の約3割まで高まった。その後のアベノミクス相場で売却を進め、再びアンダーウエートとなった」

――現状ではどうか。
「グローバル株式ファンドの日本株比率は約11%だ。なおグループの顧客資産残高は9月末で318億ドル(3兆3,000億円)となっている」

――いわゆる「バリュー投資」とは違うのか。
「PERやPBR重視の伝統的バリュー投資とは銘柄の傾向が異なる」

――保有期間などは。
「全体をならすと3~5年程度でポートフォリオが入れ替わる計算だが、昨日買った銘柄が一気に20%高したりすれば、すぐ売却することもある。一方で、大きく買った後、最初の4年は含み損が膨らみながら、10年後に大幅利食いに転じるようなケースもまた多い」

・・・続きは紙面・Digital版で!

 

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今日の市況概況
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11月12日(木)☆[概況/大引け]

後場の小幅安をこなし日経平均は8日続伸。TOPIXは小反落。ゲーム関連が反発し、エムスリーやファナックが高い。不動産株と電通、日航とJRは安い

大引けの日経平均は25,520.88円の171.28円高、TOPIXは1,726.23ポイントの2.84ポイント安。東証1部の値上がり銘柄数は734、値下がり銘柄数は1,365。出来高は13億4,800万株、売買代金は2兆8,059億円。
日経平均は8日続伸。利食い売りで小幅安となった場面もあったが買いそびれていた投資家からの買いが入り、切り返した。ただし、東証1部全体では下落銘柄数の方が多く、TOPIXは小安い。

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