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コラム2020年11月26日

【本日のマーケット】11月26日(木)

11月26(木)のマーケット                                                                   

前日の米国市場ではNYダウが感謝祭の祝日を控え、利益確定の売りで反落。週間の新規失業保険申請件数が77万8千件と2週連続で増加(前週は74万8千件)し、市場予想の73万件への減少とはならずネガティブ視された。NYダウは前日比173ドル安(0.58%安)の2万9,872ドル。一方、ナスダックは最高値を更新。テスラやアマゾン、ズームビデオ、モデルナが買われた。ナスダック総合指数は前日比57ポイント高(0.48%高)の1万2,094ポイント。本日の東京市場は、NYダウの反落を受け小反落でのスタート。しかしながら、下押しとはならなかったことから切り返し、後場半ばからは上げ幅拡大となり2万6,500円を上抜け。大引けの日経平均は240円高の2万6,537円。売買代金は2兆4,792億円。TOPIXは10ポイント高の1,778ポイント。

新興市場は反発。ジャスダック平均は幅反発。出前館が反発、大戸屋は株主優待制度を拡充したことを好感し、一時ストップ高。一方、不二精機は信用取引規制が実施されたため急落。SEMITECは利食い売りで大幅続落。マザーズ指数も小幅反発。株主総会の完全オンライン化解禁期待でJストリームが4日続伸。太陽電池向け装置のNPCは反発。対して、メドレーやCYBERDYNEは下落。

本日、ジャスダックにIPOのジオコードは、公開価格1,250円に対して、2,875円カイ気配のまま取引を終了。同社はSEO(検索エンジン最適化)対策などWebマーケティングが事業の柱。また、昨日IPOで本日2日目のMITホールディングスは、公開価格690円に対して、5倍超の3,655円カイ気配のまま取引を終了。同社はシステム開発を手掛け、公共、通信、金融などの分野に強みを持つ。資金吸収額4億円弱の軽量案件。(※【動画】IPO情報局で配信中)

チャート上では寄りが安値の陽線坊主の形。昨日の陰線の実体線部分を回復する強い足となった。

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「12月高習性」銘柄に狙い目
日本証券新聞11月27日(金)紙面1面TOP記事掲載

師走相場の注目点を探る

26日は11月末割り当ての権利付き最終日。権利を落とす27日から、受け渡しベースでの“実質12月相場”入りとなる。11月相場はひたすら強く、ニューヨークダウ反落から小安く始まった26日も結局、寄り後持ち直して、日経平均は連日の29年ぶり高値更新となった。さて、12月相場はどのような展開となるのか…。

戦後東証再開来の12月の日経平均を月足陽陰線で見れば、42勝29敗(勝率59.1%)。4、6、1月に次ぐ高勝率月ではあるが、直近10年間に限れば「5勝5敗」の五分にとどまり、11月の「9勝1敗」からは見劣りする。いずれにせよ11日の先物・オプション“メジャーSQ(特別清算指数)”算出日を経て月半ばを過ぎれば、次第に商いも細り、新興市場などへの物色シフトを強めていくのが例年の傾向。前半勝負ということになろうか。

焦点はやはりコロナ。12月は気温低下が見込まれ、感染拡大が懸念される一方、ファイザーのワクチンは初旬に英国、10日には米国でも承認を受けて接種が始まる可能性も伝えられている。その動向がカギを握ろう。相場的にはそれ以上に重要なのが、15~16日の米国FOMC(連邦公開市場委員会)。資産購入に関するフォワードガイダンス導入にとどまるとみられるが、状況次第では追加緩和の余地も残し、また、会合後の会見も注目される。日経平均は2012~14年、16~17年、そして昨年と、直近10年間で6度、「12月高値」を記録しており、今年も期待したいところだ。

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今日の市況概況
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11月26日(木)☆[概況/大引け]

終盤一段高となり、26,500円を上回った。ソフトバンクGや東京エレク、エムスリーが高い。ブイキューブが大幅高でジーンズメイトはストップ高

大引けの日経平均は26,537.31円の240.45円高、TOPIXは1,778.25ポイントの10.58ポイント高。東証1部の値上がり銘柄数は1,299、値下がり銘柄数は791。出来高は11億6,400万株、売買代金は2兆4,792億円。
NYダウが反落したため、日経平均も小反落で始まったが買い遅れた投資家からの買いに支えられ切り返した。そして、終盤に一段高となり、26,500円を上回った。

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