TOP  NSJアップデート  コラム  【本日のマーケット】11月30日(月)
コラム2020年11月30日

【本日のマーケット】11月30日(月)

11月30(月)のマーケット                                                                   

前週末の米国市場は感謝祭翌日のため短縮取引。NYダウは小反発となった。9月にNY証券取引所に新規上場したクラウド技術を活用したビッグデータの保管・分析サービスを提供するスノーフイレクが大幅高。NYダウは前日比37ドル高(0.13%高)の2万9,910ドル。ナスダックは4日続伸。新型コロナワクチン開発のモデルナとノババックスが急騰。ナスダック総合指数は前日比111ポイント高(0.92%高)の1万2,205ポイント。週明けの東京市場は、寄り前に発表となった10月の鉱工業生産が前月比3.8%上昇となり、市場予想の2.2%上昇を上回ったことを好感して5日続伸でのスタート。TOPIXがマイナス圏となり、徐々に値が崩れはじめ、後場からはトランプ大統領が「敗北宣言」を撤回したため、ドルが売られ、103円台後半での推移となり、日経平均は下落幅を拡げる展開。大引けの日経平均は211円安の2万6,433円となり5日ぶりに反落。大引けでMSCIのリバランスがあった影響で売買代金は4兆7,669億円と膨らんだ。TOPIXは31ポイント安の1,754ポイント。

新興市場はまちまちの展開。ジャスダック平均は小幅反落。Eストアーや不二精機、オーネックスは上昇。一方、直近IPOのジオコードとMITは大幅下落。マザーズ指数は3日続伸。BASEやメルカリが買われ、太陽電池製造装置のNPCが急伸。マクアケは東海東京調査センターが目標株価を引き上げたことを好感して上昇。アルファクス・フードは意欲的な中期経営計画を発表しストップ高。対して、直近新規公開株のクリーマは大幅安。

本日、東証2部にIPOのバリオセキュアの初値は2,150円と、公開価格の2,250円を割り込んだ。大引けは2,010円。同社はネットワークセキュリティ関連のサービスを提供している。12月のIPOは15日の2社を皮切りに、合計26社が新規上場を予定している。(※【動画】IPO情報局で配信中)

チャート上では高寄り後の大陰線。5日移動平均線(2万6,415円)で下げ止まった形となった。急ピッチの上昇局面でのスピード調整の範囲内。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ NSJ Market Forcus
注目記事 Pick up
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

「12月高習性」銘柄に狙い目
日本証券新聞12月1日(火)紙面1面TOP記事掲載

早くも2021年展望の発行続々

「日経平均3万円への道」…。マネックス証券が大々的に打ち出したのは2017年11月のこと。以来3年間、一部で“オオカミ少年”呼ばわりする向きもあったが、今や、同証券の広木隆チーフ・ストラテジストが11月27日付レポートで「3万円との見立てはマネックスの専売特許ではなくなりそうである」とする通りの状況にある。

まず野村証券。13日付「2021年の株式市場展望」で、来年末の日経平均2万8,000円との予測値を算出しているが、10~12月の「期中レンジ」は2万5,500~3万500円と、大台到達も視野に入れている。

直近30日付で、来年末のターゲットを3万2,000円に引き上げたのが、東海東京調査センターの平川昇二チーフグローバルストラテジスト。「予想以上の業績上方修正」を受けたものだ。もちろん、「上がれば強気」式の付和雷同派ではない。同氏は、11月6日寄り前発行のレポートで(5日終値2万4,105.28円)、いち早く「日経平均は2万6,000円越えへ」とした経緯がある。

・・・続きは紙面・Digital版で!

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ NSJ Market Forcus
今日の市況概況
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

11月30日(月)☆[概況/大引け]

トランプ大統領が26日の「敗北宣言」を撤回したことでドル安円高が進み、日経平均は反落。自動車やメガバンク、保険が安く、電鉄も下落。SUMCOは大幅高

大引けの日経平均は26,433.62円の211.09円安、TOPIXは1,754.92ポイントの31.60ポイント安。東証1部の値上がり銘柄数は335、値下がり銘柄数は1,810。出来高は24億8,779万株、売買代金は4兆7,669億円。
トランプ大統領は11月26日に、12月14日の選挙人投票でバイデン大統領が選出されれば、「ホワイトハウスを去る」と述べたが、翌27日には、バイデンが大統領としてホワイトハウスに入ることができるのは、獲得した8千万以上の票が不正、または違法な票ではないと証明できた場合のみと述べ、「敗北宣言」を撤回した。
これを受け、1ドル=103円台後半にドル安円高が進み、日経平均は5日ぶりに反落した。

詳しくはコチラ

関連記事