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コラム2020年12月3日

【本日のマーケット】12月3日(木)

12月3(木)のマーケット                                                                   

前日の米国市場でNYダウは続伸。利益確定の売りから反落スタートとなったが、終盤切り返し小幅高。民主党が共和党や政府との景気刺激策案として、超党派議員グループによる9,080億ドル(約95兆円)の案に支持を表明し、これまで主張してきた2兆4,000億ドル規模から譲歩の姿勢を示したことから年内に法案成立の実現可能性が期待された。NYダウは前日比59ドル高(0.20%高)の2万9,883ドル。ナスダックも反落スタートから下げ幅縮小の動き。ナスダック総合指数は前日比5ポイント安(0.05%安)の1万2,349ポイント。本日の東京市場は、もみ合いでのスタート。日経平均は反落となるも、TOPIXはプラス圏での推移。日経平均売り・TOPIX買いの動きから東証1部全体では上昇銘柄数の方が多い状況。後場は押し目買いが入り、一時、日経平均は67円高となるも、戻り売りに押され小幅安になる等、終日前日終値付近での推移が続いた。大引けの日経平均は8円高の2万6,809円と小幅に3日続伸。売買代金は2兆5,457億円。TOPIXは1ポイント高の1,775ポイント。

新興市場は反落。ジャスダック平均は小幅反落。注射器金型の不二精機はワクチン関連で連日のストップ高。注射用アンプルの不二硝子もストップ高。一方、ウチダエスコは大幅減益が嫌気されストップ安。マザーズ指数は6日ぶりに反落。BASE、JTOWER、AIinsideが下落。対して、太陽電池製造装置のNPCは日米新政府の掲げるテーマに沿うことから物色が継続。ネット広告効果測定のイルグルムは岩井コスモ証券の目標株価引上げで急伸。

チャート上では、連日5日移動平均線(2万6,695円)がサポートラインとして機能。前日終値を挟んでレンジ内で底堅く推移。

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超出遅れバリュー株、連鎖高の波も
日本証券新聞12月4日(金)紙面1面TOP記事掲載

JR東日本 3カ月ぶり7,000円台 ようやく“発進” コロナ禍の「先」を読む展開

3日、JR銘柄を中心とする電鉄株が一斉に浮上。特に同セクターで売買代金トップに立ったJR東日本(9020)は一時、前日比228円高(上昇率3.3%)の7,039円と、取引時間中では9月15日以来、3カ月ぶりに7,000円台を奪回。新型コロナウイルス感染拡大の直撃による鉄道運輸収入の激減が響き、10月30日に5,446円まで突っ込んだあとの戻り高値を更新した。中期波動からとらえた株価に、ようやく“発進”のサイン音が鳴り始めた。こうした動きは、ほかの陸運銘柄を含む超出遅れ株やバリュー株の連鎖高につながる伏線になりそうだ。

この日、JR銘柄ではJR東日本以外に、JR西日本(9021)JR東海(9022)JR九州(9142)がそれぞれ3~4%高を記録。東証業種別「陸運」指数も、海運、空運、非鉄金属などとともに上位に立った。

2日、米ファイザー社と独ビオンテック社が共同開発した新型コロナウイルス用ワクチンについて英国政府が2日、使用を承認。12月第2週から接種する見通しで、これが一つの糸口になってコロナ禍の広がりが食い止められるとの見方が広がっている。コロナ感染の影響で、ズタズタになっていたJR東などJR各社の業績だが、株価はいち早く「ポスト・コロナ」をにらんで、巻き返しへの動きを強めだした。

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今日の市況概況
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12月3日(木)☆[概況/大引け]

足踏み。東京エレクとSUMCOは好調継続で、「GoToトラベル」延長方針で旅行関連が高い。エムスリーやHOYAは下落

大引けの日経平均は26,809.37円の8.39円高、TOPIXは1,775.25ポイントの1.28ポイント高。東証1部の値上がり銘柄数は1,266、値下がり銘柄数は834。出来高は12億3,343万株、売買代金は2兆5,457億円。
日経平均は27,000円を前に足踏みとなった。

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