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コラム2021年4月7日

【本日のマーケット】4月7日(水)

4月7(水)のマーケット                                                                   

前日の米国株式市場でNYダウは3日ぶりに反落。上昇を見せる場面も見られたがウォルグリーンやキャタピラーが利益確定の売りに押された。NYダウは96ドル安(0.29%安)の33,430ドル。ナスダックは4日ぶりに反落。アプライドマテリアルズやインテル、ラムリサーチなどの半導体関連が下落。ナスダック総合指数は前日比7ポイント安(0.05%安)の13,698ポイント。S&P500指数は前日比3ポイント安(0.10%安)の4,073。

本日の東京市場は、前日の大幅下落から反発でのスタート。171円高の2万9867円まで買われたが、前場中ごろから上海株と香港株の値下がりを受けて急落となり、173円安の2万9523円まで下げ幅を拡大する場面もあった。その後は小幅高まで持ち直したが、今晩の米国で3月16日~17日に開催されたFOMCの議事要旨が公表されるため様子見姿勢から小動きでの推移。大引けの日経平均は34円高の2万9730円。売買代金は2兆5516億円。TOPIXは13ポイント高の1,967ポイント。

新興市場は共に反発。ジャスダック平均は小幅反発。大塚家具とウエストHD、パウダーテックが買われ、放電精密加工は今期営業黒字転換予想で急騰。一方でベクターや出前館が売られ、幼児活動研究会は続落。マザーズ指数も小反発。PSSは東洋紡と新型コロナの迅速プール検査法を開発したことで急伸。直近IPO銘柄のAppierとスパイダープラスは上昇。対して、ウェルスナビやrakumo、Pアンチエイジは下落。

本日IPOは2銘柄。東証2部に上場した表示灯(7368)は公開価格2000円に対して33%高の2672円で初値形成となった。駅や自治体庁舎など周辺案内図を媒体として連合広告を掲載するナビタ事業などを展開している。また、JASDAQに上場したファブリカコミュニケーションズ(4193)は公開価格6000円に対して15%高の6900円で初値を付けた。同社は中古車販売支援業務クラウドサービスや法人向けのSMS(ショートメッセージサービス)などを手掛けている。

チャート上では、ほぼ十字足となり気迷い商状が伺える。5日移動平均線(2万9751円)近辺での大引けとなった。

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注目記事 Pick up
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鈴木一之 マーケットレポート リスクマネーのセクター選別強まる
日本証券新聞4月8日(木)紙面1面記事掲載

サプライズ秘めたプラント・造船 業績底打ちで逆張り狙い

4月です。新年度相場が始まりました。例年であれば国内の機関投資家は利益確定の売りから入ることが多く、新年度という言葉の響きの持つ独特の高揚感とは裏腹に、相場は軟調なスタートを切ることが多いものです。

それが今年は堅調な滑り出しとなっています。日経平均は早々に3万円の大台を引け値で超えました。この堅調さの要因として、ひとつには景況感の改善があります。米国ではISM(供給管理協会)が発表する景況感指数も雇用統計も、そろって驚くほどの好調さが示されました。

日本でも4月1日に発表された日銀短観では、大企業・製造業の業況判断指数が「5」となり、3カ月前の前回調査から15ポイントも改善しました。3四半期連続での改善でパンデミック前の水準に戻りました。

業種別の業況判断を見ても、電機、自動車、非鉄、石油の製造業の中核が前回のマイナスから今回はプラス圏に大きく改善しています。今回の景気回復が製造業を中心に、工場の稼働率の急速な改善によってもたらされていることがよく分かります。

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今日の市況概況
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4月7日(水)☆[概況/大引け]

前場は中国の融資抑制に動揺。後場は小動き。東芝がストップ高。レーザーテックが上場来高値。海運と鉄鋼が高い。武田とこども庁関連は安い

大引けの日経平均は29,730.79円の34.16円高、TOPIXは1,967.43ポイントの13.09ポイント高。東証1部の値上がり銘柄数は1,839、値下がり銘柄数は310。出来高は10億8,380万株、売買代金は2兆5,516億円。
中国人民銀行が銀行に融資抑制を求めたことで、上海株と香港株が下落し、日経平均も前場は下落した。
日経平均は売り一巡後に戻したが、今晩の米国で3月16日~17日に開催されたFOMCの議事要旨が公表されるため、資産購入プログラムの縮小に関する意見が出ているかどうかが見守られ、小動きとなった。

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