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コラム2021年6月24日

【本日のマーケット】6月24日(木)

6月24(木)のマーケット                                                                   

前日の米国株式市場でNYダウは反落。5月の新築一戸建て住宅販売戸数は年率換算で76万9千戸と、前月比5.9%減少し、2カ月連続の減少となり、エコノミスト予想の87万戸を下回った。住宅需要の減退が警戒され、化学資材の3Mは下落。NYダウは71ドル(0.21%)安の33,874ドル。ナスダックは3日続伸で最高値を更新。テスラやクローバー・ヘルス・インベストメントが上昇。ナスダック総合指数は前日比18ポイント(0.13%)高の14,271ポイント。S&P500指数は前日比4ポイント(0.11%)安の4,241。

本日の東京市場は、NYダウの反落を受けて小幅安でのスタート。116円安の2万8,758円を安値に持ち直し小幅高水準での推移。ナスダック最高値更新と株主総会で孫会長兼社長が「長期視点」を訴えたことでソフトバンクグループに買い戻しが入り2%超の上昇となり、日経平均株価を37円押し上げた。全体的に方向感が無く、薄商いとなり狭いレンジでの値動き。大引けの日経平均は0.3円高の2万8,875円。売買代金は1兆9,475億円。TOPIXは2ポイント安の1,947ポイント。

新興市場はもみあい商状。JASDAQでは、連日高騰が続いたシキノハイテックが9日ぶりに下落。太洋工業は大幅続伸。一方で、テクノホライゾンやMipoxは下落。マザーズ指数は3日続伸。メルカリが上場来で初黒字の見通しで商いを集めた。ティアンドエスは上場延期となっていた取引先のキオクシアが7月にも承認との見通しで急騰。対して、オキサイドやウェルスナビが売られ、直近IPO銘柄のアイドマホールディングスとペイロールは下落。

IPOラッシュで、本日は4銘柄が新規上場。べイシス(4068・東マ)は公開価格2,040円に対して、4,695円カイ気配を切り上げ値が付かず。携帯電話のインフラ・ネットワーク構築などを手掛けている。HCSホールディングス(4200・JQ)は公開価格1,800円に対して22%高い2,210円で初値形成。システム構築など情報サービス事業を手掛けている。アルマード(4932・JQ)は公開価格880円に対して2%低い861円で初値を付けた。卵殻膜を配合した化粧品食品の企画・開発・販売を展開している。セレンディップ・ホールディングス(7318・東マ)は公開価格1,130円に対して46%高い1,656円で初値を付けた。M&Aやコンサルで中小企業を再生する事業が主力。

チャート上では、上下にヒゲを伴い実体線の短い陽線。5日・25日の各移動平均線上での推移は継続。一目均衡表の雲抜けは目前の位置だが、上値の重さも。

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SBG怒りの反騰、裏に株主総会
日本証券新聞6月25日(金)紙面1面TOP記事掲載

孫氏、苦笑して反論 「命がけで経営している」 株価低迷に株主の詰問相次ぐ

前人未到の純利益4兆9,879億円を達成しながら、株価が低迷するソフトバンクグループ(SBG、9984)。23日に開かれた株主総会では投資家から厳しい質問が相次ぎ、孫正義会長兼社長執行役員が「たいがいにしてほしい。命がけで経営している」と苦笑しながら反論する場面もあった。

SBGの株価は、前3月期決算発表前の5月上旬は1万円を超えていたが、その後、下落基調。21日には年初来安値の7,461円まで売られる場面も。

ソフトバンクグループ(9984・日足)

株主総会で孫氏は「ソフトバンクグループは情報革命の資本家である」と意気軒高だった。しかし、株主から「自社株買い以外で上げられない事実をどのように認識しているのか」「必要以上にNAV(保有株主価値‐純負債)が強調されすぎ、信じた投資家が高値づかみをしている」と、株価や株主還元に関する質問が続出した。

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今日の市況概況
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6月24日(木)☆[概況/大引け]

東京の感染者数増加傾向でもみ合い。ソフトバンクGとエーザイが買われ、円安で非鉄と鉄鋼が上昇。空運と陸運、不動産は下落

大引けの日経平均は0.3円高の2万8,875円、TOPIXは2ポイント安の1,947ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は924、値下がり銘柄数は1,155。出来高は8億4,248万株、売買代金は1兆9,475億円。
東京の感染者数増加傾向が上値を抑制し、日経平均はもみ合いとなった。

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