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コラム2021年6月30日

【本日のマーケット】6月30日(水)

6月30(水)のマーケット                                                                   

前日の米国株式市場でNYダウはもみあいで小幅反発。コンファレンス・ボードが発表した6月の消費者信頼感指数は127.3と、市場予想の119.0を上回ったことで序盤は買われたが、新型コロナウイルスのデルタ株(インド型)の感染が各国で広がり、行動規制が強化されていることが警戒された。NYダウは9ドル(0.03%)高の34,292ドル。ナスダックは続伸。モデルナが買われた。ナスダック総合指数は前日比27ポイント(0.19%)高の14,528ポイント。S&P500指数は前日比1ポイント(0.03%)高の4,291。

本日の東京市場は、反発スタート。株主総会を終え、1兆円以上の配当金が支払われるため、配当の再投資への期待が下支えとなった。寄付き直後に186円高の2万8,998円まで上昇したが、買い一巡後は伸び悩み。デルタ株(インド型)の増加や、昨年9月以降続く月末安のアノマリーが警戒されて、軟調な展開。大引けの日経平均は21円安の2万8,791円。売買代金は2兆3,477億円。TOPIXは5ポイント安の1,943ポイント。

新興市場でJASDAQは反発。3DマトリックスとウエストHDが続伸。バイク用品のデイトナは立花証券のレーティングを材料に買われた。一方で、ワークマンは7日ぶりに反落。マザーズ指数も小反発。オキサイドが買われ、医療データのJMDCはSMBC日興証券の新規「1」を受け上伸。対して、MTGは13日ぶりのマイナス。オンコリスバイオは5日続落。

本日のIPOはプラスアルファ・コンサルティング(4071)がマザーズに上場。公開価格2,300円に対して18%高い2,720円で初値を付け、その後に2,900円台まで上昇する場面も見られた。同社はデータ分析プラットフォームをクラウドで提供している。

チャート上では昨日同様、5日・25日の各移動平均線に頭を抑えられる形。昨年9月以降続く月末安のアノマリーは10ヵ月連続となった。

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プライム市場「昇格」銘柄を探る
日本証券新聞7月1日(木)紙面1面TOP記事掲載

どうなる東証新市場区分? 9日に一次判定結果通知へ

様子見ムード漂うなかで年前半相場を終えたが、上場企業担当者のなかには、やきもきした気分で過ごした方もいたかもしれない。6月30日は東証新市場区分の判定基準日で、来週末7月9日には一次判定結果が通知されるためだ。

23日付で掲載した本紙アンケートでも示された通り、現行の東証1部上場企業の大半はプライム市場移行を希望している様子。仮に基準未達となっても経過措置として、改善計画書を提出すればプライムに移行し、一定期間残留することができる。とはいえ、トヨタ紡織やZOZO、アドバンスクリエイト、コーア商事などで(流通株式比率引き上げに向けて)大株主の株式売却が行われたように、基準クリアに向けた動きは足元で着実に進行しているようだ。

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今日の市況概況
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6月30日(水)☆[概況/大引け]

配当金再投資への期待で反発して始まったが、政府のワクチン接種ペース緩和検討が重石となり小幅安

大引けの日経平均は21円安の2万8,791円、TOPIXは5ポイント安の1,943ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は786、値下がり銘柄数は1,296。出来高は9億6,336万株、売買代金は2兆3,477億円。
配当金の再投資への期待で日経平均は反発して始まったが、その後はもみ合いとなった。

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