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コラム2021年8月23日

【本日のマーケット】8月23日(月)

8月23(月)のマーケット                                                                   

前週末の米国株式市場でNYダウは 4日ぶりに反発。マイクロソフトが買われ、セールスフォースも高い。百貨店のメーシーズとホームセンターのロウズは続伸。一方、クラウドベースのデータプラットフォームを開発しているスノーフレークは成長鈍化懸念で売られた。NYダウは225ドル(0.65%)高の35,120ドル。ナスダックは続伸。エヌビディアが続伸となり、新型コロナワクチンのバイオンテックが反発。コインベースは日本における暗号資産取引所のサービスを開始したことで続伸。ナスダック総合指数は前日比172ポイント(1.19%)高の14,714ポイント。S&P500指数は前日比35ポイント(0.81%)高の4,441。

本日の東京市場は、注目された横浜市長選で菅首相が全面的に支援した候補が落選となり、与党は惨敗という結果になったが日経平均は大きく反発でのスタート。与党側は来る選挙への危機感から、衆院選に向けて経済対策等、政策面での進展が期待された。選挙結果は悪材料出尽くしと受け止められた格好。また、衆議院選挙が行われると、日経平均が上昇するというアノマリーも期待された。前週末の米国市場の上昇も追い風となり、寄付きから徐々に上げ幅を拡大。全面高の展開となり、先週1週間の下落幅の半分を取り戻した。大引けの日経平均は480円高の2万7,494円。売買代金は2兆3,103億円。TOPIXは34ポイント高の1,915ポイント。

新興市場も大幅上昇。JASDAQ平均は反発。プロルート丸光が反発し、ウエストHDがかわれた。太洋物産がストップ高。一方、星医療酸器とカイノスは反落し、京極運輸は続落。マザーズ指数は続伸で、2.8%超の大幅上昇。PアンチエイジやFRONTEOが買われ、ChatwaokはSBI証券による投資判断引き上げでストップ高となった。BASEはクレディ・スイスによる投資評価引き上げで上昇。対して、グローバルウェイは続落。直近新規公開株のフューチャーリンクは大幅安。

チャート上では大陽線となり、一気に5日移動平均線(2万7,359円)を回復。25日移動平均線(2万7,686円)も射程圏となった。

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横浜市長選をどう読むか? SMBC日興証券 末澤豪謙金融財政アナリストに聞く
日本証券新聞8月24日(火)紙面1面TOP記事掲載

菅首相の「全面的かつ全力」支援候補が落選

前週急落のうっ憤を晴らすかのように、23日の日経平均は480.99円高となった。ちなみに、7月以降で250円以上の上昇となった過去3回も、いずれも月曜日。それぞれ「反動高」の範囲にとどまってきた経緯があるが、さて今回はどうか。22日の横浜市長選挙(菅首相が支援した候補の落選)を受けて、新たな不透明要因としての「政局」がクローズアップされてきている。SMBC日興証券の末澤豪謙金融財政アナリスト(写真)に話を聞いた。

――首相が支援を公言した候補が敗北した。

「昨春来のコロナパンデミック下での世界的な傾向にも通じる。例えば、米国の景気後退局面は昨年4月で終了し、その後は株高が続いていた。過去のパターンなら大統領再選となっても不思議はなかったが、それでもトランプ氏は落選した。高齢者票の比重の高さは洋の東西を問わない。彼らの関心が向かうのは『健康』だ。また今回、低得票率にも関わらず野党系候補に敗れた背景としては、自民党のコアな支持層である中小の自営業者が離れた点も挙げられよう。短期的な措置であればロックダウンをも辞さないが、のんべんだらりと自粛要請が続く現状にはしびれを切らしている」

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今日の市況概況
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8月23日(月)☆[概況/大引け]

横浜市長選の与党惨敗で衆院選に向け政策強化が進むと期待され日経平均は反発。海運はモルガンの目標株価引き上げを好感。トヨタが反発

大引けの日経平均は480円高の2万7,494円、TOPIXは34ポイント高の1,915ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は1,939、値下がり銘柄数は201。出来高は9億4,416万株、売買代金は2兆3,103億円。
横浜市長選で与党が惨敗したため、衆院選に向け政策強化が進むと期待され、日経平均は反発した。

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