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コラム2021年11月18日

【本日のマーケット】11月18日(木)

11月18(木)のマーケット                                                                   

前日の米国株式市場でNYダウは反落。10月の住宅着工件数は年率換算で前月比0.7%減の152万戸となった。市場予想は157万6千戸への増加だった。建材や土地、労働力の不足が影響。クレジットカードのビザが売られた。金利低下を受け、ゴールドマン・サックスやモルガン・スタンレーなどの金融株も売られた。NYダウは211ドル(0.58%)安の35,931ドル。ナスダックも反落。電気自動車のリビアンとルーシッドが利食い売りに押されたが、テスラとアップルは上昇。NASDAQ総合指数は前日比52ポイント(0.33%)安の15,921ポイント。S&P500指数は前日比12ポイント(0.26%)安の4,688。

本日の東京市場は、米国株の反落を受けて続落でのスタート。2万9,500円水準で底堅さを見せていたが、10時30分過ぎから香港株の下落に合わせて下げ幅を拡大し、285円安の2万9,402円まで下落。後場は2万9,400円台での推移となっていたが、午後2時過ぎに経済対策の規模が55.7兆円と伝わり、当初見込まれていた額から増えたことで、先物に買戻しが集まり、一気に2万9,700円台まで急騰となった。プラス圏に浮上する場面も見られたが、明日の正式発表で内容を見極めたいとして、買いは続かず引けにかけてはマイナス圏に沈んだ。大引けの日経平均は89円安の2万9,598円と続落。売買代金は2兆8,167億円。TOPIXは2ポイント安の2,035ポイント。

新興市場では、JASDAQ平均が6日ぶりに反落。CSランバーが売られ、寿屋とGFAは反落。セリアはみずほ証券による目標株価引き下げで年初来安値。対して、シンバイオ製薬は5日続伸。トレードワークスは大幅続伸。マザーズ総合指数は小幅続落。JTOWERはSMBC日興が格下げしたことで売られた。アスタリスクは信用取引規制で大幅続落。一方で、株式分割発表のグローバルウェイはストップ高。エスユーエスとホットリンクが大幅高。

チャート上では、上下に長いヒゲを伴う十字足。実体線が1円にも満たない状態で気迷いの状態が伺える。

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日電産 “気楽な市場”に本格参戦
日本証券新聞11月19日(金)紙面1面TOP記事掲載

OKK、買収でストップ高 工作機械業界も激動の時代へ

OKK(6205・週足)

工作機械業界に“黒船”襲来か。日本電産(6594)によるOKK(6205)買収が話題を集めた。日本経済新聞の観測報道を受けて18日午前9時10分に正式発表。第三者割当増資の引き受けで66.65%保有の親会社になるというものだ。OKKは朝方の売買停止を経てカイ気配でスタート。ストップ高比例配分(80円高の464円)となった。

OKKは5~9月に400円前後で推移してきたが、9月22日に不適切会計発覚で監理銘柄に指定されると253円に暴落。その後10月12日の指定解除を交え、今月16日に400円回復したばかりだった。創業106年の老舗で、2007年には5710円(株式併合換算値)の天井を持つ株であり、日電産にとって安く買収できた(1株345.6円)、ということになるのだろう。

近年、EV(電気自動車)部品の製造コスト削減に向けた内製化を進める日電産。永守重信会長が「半導体まで作るかははっきり言えないが、機械も全部社内で作る」と語る徹底ぶりだ。

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今日の市況概況
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11月18日(木)☆[概況/大引け]

経済対策の財政支出55.7兆円と報じられ、2時過ぎから急速に値を戻した

大引けの日経平均は89円安の2万9,598円、TOPIXは2ポイント安の2,035ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は770、値下がり銘柄数は1,314。出来高は12億2,040万株、売買代金は2兆8,167億円。
香港株続落を受けて、日経平均は前場軟調だったが、経済対策の財政支出55.7兆円と報じられ、2時過ぎから急速に値を戻した。

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