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コラム2021年11月24日

【本日のマーケット】11月24日(水)

11月24(水)のマーケット                                                                   

前日の米国株式市場でNYダウは続伸。 11月の米総合購買担当者景気指数(PMI)は56.5と10月の57.6から低下したため、中盤までもみ合いだったが、金利上昇により金融株が買われたため、後半はジリ高となった。NYダウは194ドル(0.55%)安の35,813ドル。対してナスダックは続落。金利上昇に伴いハイテク株が売られた。NASDAQ総合指数は前日比79ポイント(0.50%)安の15,775ポイント。S&P500指数は前日比7ポイント(0.17%)高の4,690。

本日の東京市場は、日本が祝日中の米国市場でナスダックが続落となったことで、休み明けの日経平均は反落でのスタート。為替市場で円安が進行して115円台となったことで、トヨタなど円安メリット銘柄が買われ下げ渋る場面も見られたが、米国の長期金利上昇を警戒し下げ幅を拡大。半導体関連銘柄が大幅安となり、2万9,500円を割り込み、25日移動平均線(2万9,342円)も下回った。大引けの日経平均は471円安の2万9,302円と急反落。売買代金は2兆7,804億円。TOPIXは23ポイント安の2,019ポイント。

新興市場も共に反落。JASDAQではフェローテックが公募増資発表で大幅安。アクセスGは急反落。対して、メディシノバは米神経腫瘍学会でデータを発表し急反発した。マザーズ総合指数は2%超の急反落。年末の新規公開ラッシュが既存の銘柄に対する購入資金捻出の売り圧力となった模様。リクルートやメルカリが売られ、BASEはクレディ・スイスが目標株価を引き下げで急落。一方で、そーせいは、ライセンス供与による契約一時金受領でストップ高。

チャート上では、大陰線となり25日移動平均線(2万9,342円)を下抜けた。

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日経平均471円安、されど来週に期待のワケ
日本証券新聞11月25日(木)紙面1面TOP記事掲載

“パウエル再任ショック”を乗り越えて 過去「20勝1敗」の上昇特異週へ

休み明け24日の日経平均は一時561.18円安の急反落となった。発端は22日の米FRB(連邦準備制度理事会)・パウエル議長の再任発表だ。米長期金利が上昇し、金利先物価格から読む市場の織り込み度合いも「来年末までに3回以上の利上げ確率78%」に上昇した。米国株は金融株高/IT株安とおおむね理論通りの反応を示し、ニューヨークダウは続伸(2日間で211.82ドル高=0.59%高)、NASDAQは続落(同282.30安=1.75%安)。東京市場の業種別騰落率も、銀行、証券などが逆行高、電機、機械、精密が下落率上位となっている。

米金利高の余波から為替は1ドル=115円台に入る4年8カ月ぶりの円安。本来なら、前提レートが1ドル=105円の日立(6501)日本電産(6594)、同107円のパナソニック(6752)、同108.5円のコマツ(6301)など外需関連が買われても不思議のないところだが、米国に倣っての「バリュー株安/グロース株高」展開となった。

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今日の市況概況
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11月24日(水)☆[概況/大引け]

米国の「利上げ予想相場」が警戒され、日経平均は下げ幅を拡大。ハイテク株中心に下落し、石油関連と銀行、自動車は高い

大引けの日経平均は471円安の2万9,302円、TOPIXは23ポイント安の2,019ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は486、値下がり銘柄数は1,600。出来高は12億2,187万株、売買代金は2兆7,804億円。
米国のバイデン大統領が次期FRB議長にパウエル議長を再指名し、副議長にはブレイナード理事を指名したが、両氏が「高インフレが米国経済と家計に甚大な影響を及ぼしている」と述べたことで、インフレとの戦いが最優先事項となると受け止められた。
これを受け「利上げ予想相場」が警戒され、日経平均は下げ幅を拡大した。

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