TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 米国の「利上げ予想相場」が警戒され、日経平均は下げ幅を拡大。ハイテク株中心に下落し、石油関連と銀行、自動車は高い
速報・市況2021年11月24日

☆[概況/大引け] 米国の「利上げ予想相場」が警戒され、日経平均は下げ幅を拡大。ハイテク株中心に下落し、石油関連と銀行、自動車は高い

大引けの日経平均は471円安の2万9,302円、TOPIXは23ポイント安の2,019ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は486、値下がり銘柄数は1,600。出来高は12億2,187万株、売買代金は2兆7,804億円。
米国のバイデン大統領が次期FRB議長にパウエル議長を再指名し、副議長にはブレイナード理事を指名したが、両氏が「高インフレが米国経済と家計に甚大な影響を及ぼしている」と述べたことで、インフレとの戦いが最優先事項となると受け止められた。
これを受け「利上げ予想相場」が警戒され、日経平均は下げ幅を拡大した。
米国長期金利上昇でハイテク株中心に売られ、レーザーテック(6920)や村田製作所、アドバンテストが安い。
その他、米国子会社に求人サイトの「インディード」を抱えるリクルートも下落した。
一方、利ザヤ拡大期待で米国で金融株が買われた流れを引き継ぎ、三井住友FGは買われ、1ドル=115円台の円安で日産などの自動車株も上昇した。
また、米国などの戦略備蓄協調放出に反発した産油国が、減産で対抗するといった思惑から石油関連が物色された。
業種別下落率上位はサービス、精密、情報通信、金属、電機で、上昇率上位は鉱業、石油、銀行、電力ガス、非鉄。(W)

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