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コラム2021年12月7日

【本日のマーケット】12月7日(火)

12月7(火)のマーケット                                                                   

前日の米国株式市場でNYダウは急反発。大統領の首席医療顧問を務めるファウチ国立アレルギー感染症研究所所長が、オミクロン株について南アフリカからの情報を基に「これまでのところ重症化の度合いは、それほど高くないようだ」と述べた。「決定的なことを言うのは時期尚早」を補足したが、「決定的なことを言うのは時期尚早」を補足したが、株式市場ではボーイングやディズニー、豪華客船のカーニバル、デルタ航空が買われ、消費拡大期待でビザやマスタカードといったクレジットカード会社も上昇。NYダウは646ドル(1.87%)高の35,227ドルと、今年最大の上げ幅。ナスダックではアップルやメタプラットフォーム、民泊仲介サイト運営のエアビーアンドビーが買われた。半導体関連のエヌビディアとAMDは安い。NASDAQ総合指数は前日比139ポイント(0.93%)高の15,225ポイント。S&P500指数は前日比53ポイント(1.17%)高の4,591。

本日の東京市場は、NYダウが大幅反発したことで寄付きから幅広い銘柄が上昇。寄付き後に上げ幅を縮めて、2万8,000円を割り込む場面も見られたが、切り返して上値追いの展開となった。前日まで下げ続けていたソフトバンクグループが8日ぶりに反発したことも、指数の上昇に大きく貢献した。後場からは上げ幅を拡げ、2万8,500円台での推移となり、全面高の展開で東証1部の96%の銘柄が上昇。10日にメジャーSQを控え、売り方の買戻しを誘った模様。大引けの日経平均は528円高の2万8,455円と大幅反発。売買代金は3兆1,135億円。TOPIXは42ポイント高の1,989ポイント。

新興市場も大きく反発。JASDAQではシンバイオ製薬や出前館、寿屋、IMVが買われ、菊水電子とトミタ電機は売られた。マザーズ総合指数は3%超の大幅反発。直近新規公開株のGRCSとサイエンスアーツがにぎわい、下落続きだったCINCはストップ高。メタリアルは株主優待制度を導入し「メタバース無料体験」を提供することで大幅高となった。一方、FRONTEOは反落し、ドラフトは公募増資と株式売出の発表で下落。

日経平均の日足チャート上では、上下にヒゲを伴う中陽線。下値を切り上げ3日連続で、上向きとなった5日移動平均線(2万8,020円)の上方に位置。一方、TOPIXは200日移動平均線(1963.81)を回復し大きく上伸。底入れを感じさせるチャート形状となった。

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話題の“10億り人” 秘伝を開陳「会社を調べ尽くすこと」 「2倍高候補に集中投資」 そして…
日本証券新聞12月8日(水)紙面1面TOP記事掲載

Zeppy代表、元芸人 井村俊哉氏に聞く

元芸人で、現在は10億円を株式で運用する辣腕投資家の井村俊哉さん(写真)。株式専門のYouTubeチャンネル「Zeppy」代表や中小企業診断士の顔も併せ持つ井村さんは、これまでも本紙上で上場企業トップを直撃インタビューしてきたが、今回は15年の投資歴から得た銘柄選びのノウハウや失敗談について逆取材を敢行した。

――株式投資で心がけていることは?

「常にアルファを追求していることかな。コスパの良い銘柄探しを実践してきたけれど、ただ成長するだけ、ただ安いだけでは駄目だなと。マーケットが考えているよりも安くて成長余力の大きい企業を買いたい。コスパという言葉が置き換わったのがアルファ、そんな感じがしています」

――銘柄探しはスーパーでの買い物に通じるとか?

「コスパがいいのはバナナ、納豆、卵。1本20~30円のバナナで得られるエネルギーってものすごくて、株でいうとPERが低くて成長率が高いということなんです」

「割安株を探す物差しとしてPERは必ず見ています。例えばイチゴのPERはトマトよりも高くて、1粒当たりの単価も高いですよね。これがグロース株とバリュー株の違いであって、トマトだと思っていたものが実はイチゴの新種だったりすると、みながこれに気付いた瞬間にぐんと買われるといった具合です」

――上場企業は約3,800社。銘柄選びのノウハウを教えてほしい。

「銘柄発掘は体系化しています。

・・・続きは紙面・Digital版で!

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今日の市況概況
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12月7日(火)☆[概況/大引け]

528円高。オミクロン株への警戒感後退と中国11月輸出を受けて、上値追いとなったが大引けで上げ幅を縮めた

大引けの日経平均は528円高の2万8,455円、TOPIXは42ポイント高の1,989ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は2,110、値下がり銘柄数は58。出来高は12億9,111万株、売買代金は3兆1,135億円。
米国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長が、オミクロン株について南アフリカからの情報を基に「これまでのところ重症化の度合いは、それほど高くないようだ」と述べたことを受けて、NYダウ同様に日経平均も大幅反発となった。

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