TOP  NSJアップデート  コラム  【本日のマーケット】12月23日(木)
コラム2021年12月23日

【本日のマーケット】12月23日(木)

12月23(木)のマーケット                                                                   

前日の米国株式市場で主要3指数は続伸。コンファレンス・ボードが発表した12月の消費者信頼感指数は115.8と、11月の111.9から上昇し、市場予想の110.8も上回った。11月は109.5から上方修正された。食品医薬品局(FDA)が、ファイザーが開発した新型コロナウイルスの重症化を防ぐ飲み薬について「緊急使用の許可」を出したことも好感された。豪華客船のカーニバルが買われ、フォードやGMが高く、非鉄のアルコアも上昇した。AMCエンターテインメントとオラクルは下落。NYダウは261ドル(0.74%)高の35,753ドル。ナスダックではテスラが買われ、アルファベットとコインベースが高い。メタ・プラットフォームは反落。NASDAQ総合指数は前日比180ポイント(1.18%)高の15,521ポイント。S&P500指数は前日比47ポイント(1.02%)高の4,696。

本日の東京市場は、米国市場の続伸を受けて日経平均は3日続伸でのスタート。25日移動平均線近辺で上値が重くなったが、薄商いの中確りとした展開となり、後場からはじり高に。オミクロン変異株に感染した場合、患者の入院リスクはデルタ変異株と比べ低い可能性があるとブルームバーグで報じられたことも安心感を誘った。大引けの日経平均は236円高の2万8,798円と高値引け。売買代金は1兆8,853億円と連日の2兆円割れ。TOPIXは17ポイント高の1,989ポイント。

新興市場はまちまちの展開。JASDAQは3日続伸。カルナバイオは赤字幅縮小見通しでストップ高。ラクオリア創薬が大幅高。フェローテックは中期経営計画の前倒し達成の見通しで買われた。対して、アミタは信用取引規制で売られた。マザーズ総合指数は小反落。サイエンスアーツが続落となり、Pアンチエイジとメルカリは反落。一方、エネチェンジは底値圏から切り返した。サイジニアは来年1月末に1対2の株式分割を実施すると発表しストップ高。

チャート上では、25日移動平均線(2万8,634円)を上抜き、200日移動平均線(2万8,831円)に急接近。海外勢がクリスマス休暇の中、ここをクリア出来るかがポイント。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ NSJ Market Forcus
注目記事 Pick up
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

「寅は千里を走る」上昇年に 東海東京調査センター 平川昇二グローバルストラテジスト語る
日本証券新聞12月24日(金)紙面1面TOP記事掲載

9月に日経平均3万8,800円も

「寅は千里を走る」2022年は上昇相場の起点で、日経平均は3万8,800円まで上昇――。東海東京調査センターの平川昇二グローバルストラテジスト(写真)はこのほど開かれたメディア向け勉強会で国内外とも「久々に強気」になるとの見方を示した。ただし、相場は乱高下する可能性が高いうえ、ピークは9月末で、年末に下落リスクがあるという。

来年の懸念材料のうち、新型コロナウイルスのオミクロン株は、南アフリカで重症化の傾向は見られない。世界的にも感染者数に先行する基本再生産数がピークアウトしており、「最後の波が来たので、来春からだんだん影響が少なくなる」との見方を示した。

・・・続きは紙面・Digital版で!

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ NSJ Market Forcus
今日の市況概況
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

12月23日(木)☆[概況/大引け]

3つの調査データからオミクロン株の入院リスクはデルタ株と比べ低い可能性と報じられ日経平均はジリ高

大引けの日経平均は236円高の2万8,798円、TOPIXは17ポイント高の1,989ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は1,421、値下がり銘柄数は646。出来高は8億1,350万株、売買代金は1兆8,853億円。
新型コロナウイルスのオミクロン変異株に感染した場合、患者の入院リスクはデルタ変異株と比べ低い可能性があることが、3つの調査の暫定データで示されたとブルームバーグで報じられ、日経平均はジリ高となった。

詳しくはコチラ

関連記事