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コラム2021年12月30日

【本日のマーケット】12月30日(木)大納会

12月30(木)のマーケット                                                                   

前日の米国株式市場でNYダウは6日続伸となり、11月8日に付けた最高値を更新。オミクロン変異株は感染力が強いが、重症化リスクはデルタ株に比べて低いため、パンデミックが終焉する始まりという見方が出ている。これを受け、ディスカウントストアのターゲットやスポーツ用品のナイキ、ファッションブランドのヴィクトリアズ・シークレットなど消費関連が買われた。NYダウは90ドル(0.25%)高の36,488ドル。ナスダックは小幅続落。半導体関連のAMDが続落。バイオジェンは買収についてサムスングループに打診したと韓国で報じられたことで、急伸。NASDAQ総合指数は前日比15ポイント(0.10%)安の15,766ポイント。S&P500指数は前日比6ポイント(0.14%)高の4,793と最高値更新。

大納会の東京市場は、続落でのスタート。寄付き後から、先物に仕掛け的な売りが出て日経平均は一時327円安の2万8,579円まで下落。9時18分を底に切り返し、急速に下落幅を縮める展開となった。その後は前日終値近辺での推移となった。大引けの日経平均は115円安の2万8,791円。売買代金は1兆8,438億円。TOPIXは6ポイント安の1,992ポイント。

新興市場はまちまちの展開。JASDAQも朝方は反落していたが、売り一巡後は上昇に転じ、大納会の上昇は29年連続となった。田中化研はライセンス供与企業がバッテリーセルの組み立て開始で技術支援料が入ってくることが期待され急騰。Jエスコムはは韓国のマフィン者をっ子会社化することでストップ高。対して、3Dマトリックスは反落。マザーズは反落し、セキュアやアスタリスクが安い。一方で、直近新規公開株のエフコードは3日連続のストップ高。

チャート上では、長い下ヒゲを伴う十字足。200日移動平均線(2万8,829円)はわずかに下回っての大引けとなった。2021年は陽線を維持。

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注目記事 Pick up
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激動の年 視線は「4万円」
日本証券新聞1月1日(土)紙面1面TOP記事掲載

アベノミクス始動10年の真価問う 先行・米国株も射程に

コロナ、コロナで明け暮れた2年間を経て幕を開ける2022年相場には、どのような展開が待ち受けているのか。決して平坦な道ではないだろう。2月の北京五輪を終えれば台湾有事への不安が生じ、3、6月の米FOMC(連邦公開市場委員会)では、金融引き締め方向の動きに対する市場の反応が気に掛かる。7月参院選は先の衆院選の反動があっても不思議はなく、11月の米国中間選挙、中国共産党大会の2大“グローバル政治イベント”もリスク回避姿勢を誘いやすい。ただし、それらはすべて「事前に想定されたリスク要因」。一時的に過剰反応する場面はあっても、中期的な相場はファンダメンタルズを反映して形成されるものだ。折からのコロナ禍に加え、原燃料費、輸送費など幅広いコスト上昇も乗り越えて拡大を続ける企業業績面からは日本株の割安感は強まるばかり。牛の歩みの21年膠着(こうちゃく)相場を経て、22年は虎が千里を行くがごとくのダイナミックな上昇展開も十分期待できそうだ。

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今日の市況概況
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12月30日(木)☆[概況/大引け]

感染拡大懸念で朝方売られたが新年の資金流入が期待され下げ幅を縮めた。JASDAQは大納会の上昇が29年連続

大引けの日経平均は115円安の2万8,791円、TOPIXは6ポイント安の1,992ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は735、値下がり銘柄数は1,333。出来高は7億2,984万株、売買代金は1兆8,438億円。
年末年始の宴会や帰省によりオミクロン株の感染が拡大し、東京都の1日当たり新規感染者は2月に3,000人を超えるという分析が警戒され、日経平均は朝方327円安の2万8,579円まで下落した。

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