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コラム2022年1月18日

【本日のマーケット】1月18日(火)

1月18(火)のマーケット                                                                   

1月17日の米国株式市場はキング牧師記念日の祝日で休場。

本日の東京市場は、続伸でのスタート。米国市場は休場だったが、欧州市場が堅調に推移していたことを好感。日経平均はジリ高となり、日銀金融政策決定会合の結果を先取りする形で堅調な展開で前引けを迎えた。お昼に発表された日銀金融政策決定会合の結果は大規模な金融緩和の現状維持と伝わり、ネガティブサプライズが無かったことから、先物に買戻しが入り、先物市場では2万8,700円台まで上昇。後場寄りに高寄りとなったが、時間外取引でNASDAQ100指数先物が下落幅を拡げたことから、日経平均も急速に上げ幅を縮めマイナス圏へ急落となった。大引けの日経平均は76円安の2万8,257円と反落。売買代金は2兆8,125億円。TOPIXは8ポイント安の1,978ポイント。

新興市場はまちまちの展開。JASDAQは4日続落。シーズメンが反落し、フェローテックや芝浦電子が安い。対して、大発会に買われた自動運転関連のアイサンテクノロジーが再び物色された。これまでの調整が大きかったマザーズには押し目買いが入った。アイドマやBASEが買われた。転職サービス「ビズリーチ」を運営しているビジョナルはモルガン・スタンレーによる投資判断引き上げで高い。Enjinは大幅続伸。一方で、FRONTEOは反落となった。

チャート上では上下にヒゲを伴う陰線。ザラ場中に上抜けた25日移動平均線(2万8,616円)を維持することは出来ず、終値は昨日安値近辺となった。地合いが悪く、悪材料に反応しやすい展開。

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「親子解消」発表ラッシュも
日本証券新聞1月19日(水)紙面1面TOP記事掲載

三井金属エンジに続け、候補リストはこれだ!

今週末21日の東京製鉄を皮切りに主要企業の四半期決算発表がスタートし、来週の発表社数は一気に300を超えてくる。この時期のもう1つの注目点としては、親子上場企業による完全子会社化発表の有無も焦点となりそうだ。

昨年末の親子上場子会社は265社。前年比14社減と減少ペースが加速しつつある。東証市場再編も控えガバナンス改善のプレッシャーが高まるなか、親子上場解消の動きは引き続き活発だ。商船三井は18日までダイビルと宇徳に対して完全子会社化に向けたTOB(株式公開買い付け)を実施。ほかにもウチダエスコ、クリエアナブキ、三井金属エンジニアリングなどがTOB実施中だ。

ちなみに三井金属エンジは、昨年12月13日付本紙で取り上げたみずほ証券“割安な上場子会社21銘柄リスト”の一角。本紙では「初期のころは専ら親子上場子会社をターゲットにしていたシンガポールの投資ファンド、エフィッシモが10年以上にわたって投資している」ことに触れたが、それから「10日余り」で24日に完全子会社化が発表されたわけだ。

・・・続きは紙面・Digital版で!

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今日の市況概況
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1月18日(火)☆[概況/大引け]

日銀の政策変更がなく後場寄りは上げ幅を拡大したが、銀行株とNASDAQ100指数先物の下落が響き、日経平均も連れ安。高炉はジェフリーズが格下げ

大引けの日経平均は76円安の2万8,257円、TOPIXは8ポイント安の1,978ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は538、値下がり銘柄数は1,557。出来高は12億2,657万株、売買代金は2兆8,125億円。
日銀金融政策決定会合は、事前の観測報道では「物価目標の2%達成前でも利上げをどの程度早く市場に示唆することができるか議論している」と伝えられたが、本日昼に判明した結果は「展望レポート」では物価見通しと成長率見通しを引き上げたものの、決定会合自体では、先行きの金融政策運営方針の変更がなかった。
政策変更がなかったことが安心され、後場寄りの日経平均は上げ幅を拡大したが、三菱UFJを始めとした銀行株が売られたことや、時間外取引でNASDAQ100指数先物が下落したことが影響し、値下がりに転じた。

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