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コラム2022年1月24日

【本日のマーケット】1月24日(月)

1月24(月)のマーケット                                                                   

1月21日の米国株式市場でNYダウは6日続落。NY証券取引所では、ディズニーは動画配信事業への連想で売られ、巣ごもり需要の鈍化懸念から、Eコマースプラットフォームのショッピファイやオンラインゲームのロブロックス、フードデリバリーーのウーバー・テクノロジーズも下落した。来週のFOMCを控え、今後の金融引き締めによる景気減速懸念も不安視されているため、ビザやフォード、ボーイングといった景気敏感セクターも軟調。ロシアによるウクライナへの再侵攻懸念で、安全資産とされる米国債が買われたため、金利が低下し利ザヤ縮小の観点からウェルズファーゴなどの金融株も売られた。NYダウは450ドル(1.30%)安の34,265ドル。ナスダックは4日続落。動画配信のネットフリックスの1~3月期の契約者数見通しがアナリスト予想を大幅に下回ったため急落。アマゾンも動画配信の鈍化懸念で売られた。ハイテク株が売られた影響で、ビットコインが下落し、コインベースが安い。NASDAQ総合指数は前日比385ポイント(2.72%)安の13,768ポイント。S&P500指数は前日比84ポイント(1.89%)安の4,397。

週明けの東京市場は、先週末の米国株が大きく下落したことを受け、ギャップダウンでのスタート。318円安の2万7,203円まで売られる場面もあった。その後は値ごろ感もあり、徐々に下げ幅を縮める展開に。時間外の米株先物が堅調に推移していたことも買戻しを誘った模様。後場は堅調な展開となり、14時以降はプラス圏に浮上。高値は105円高の2万7,627円まで。今週に控えるFOMCの内容を見極めるまでは積極的な売買は控えられそうだが、テクニカル的には反発局面が近づいている。大引けの日経平均は66円高の2万7,588円。売買代金は2兆6,447億円。TOPIXは2ポイント高の1,929ポイント。

新興市場も下げ幅を縮めたが、東証1部と比べると戻りは限定的。JASDAQではウエストHDや3Dマトリックス、出前館が売られ、アミタが大幅安。一方で、ラックはNRIと資本業務提携を発表したことで急騰した。マザーズではメルカリが昨年来安値。アイドマやメドレーが売られた。一方、直近新規公開株のエフコードとアジアクエストが買われた。全自動PCR検査装置のPSSが検査キット不足で関連銘柄物色。

チャート上では2万7,500円割れ水準になってから3日連続での陽線。連日下ヒゲを伴っており、下値抵抗を感じさせる。

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注目記事 Pick up
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伊藤忠に続くか 「決算発表日別」で要チェック 自社株買い候補銘柄総まくり
日本証券新聞1月25日(火)紙面1面TOP記事掲載

日電産、日産化など注目

25、26日に焦点のFOMC(米連邦公開市場委員会)開催、そして、日米で本格化してくる決算発表を控えての神経質な展開。前週末の米国株急落を受けた24日の日経平均は朝方318.93円安まで売られた後、時間外の米国株先物堅調を支えに後場はプラスに転じたとはいえ、腰を入れて買うムードには乏しい。

誰もが半身の構えにとどまるなか、3日連続最高値更新となり関心を集めたのが伊藤忠商事(8001)だ。発端となったのは19日の自社株買い発表。当日終値から24日高値まで7.5%高となった。発行済み株式の1.3%と規模的にはさほど大きくないが、決算発表日(2月3日)を待たずに、「機動的な資本政策の遂行を図るため」として、自社株買い(と人事異動)のみの発表に踏み切った点などは注目されていい。「自社の株価は割安」「足元の業績に自信あり」といった“企業側のメッセージ”が込められているとみることもできるためだ。

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今日の市況概況
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1月24日(月)☆[概況/大引け]

朝安後、下げ幅を縮め、後場は小幅高に。海運と半導体関連、メガバンクが上昇

大引けの日経平均は66円高の2万7,588円、TOPIXは2ポイント高の1,929ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は1,527、値下がり銘柄数は582。出来高は10億8,096万株、売買代金は2兆6,447億円。
先週末の米国株が大幅安となったため、週明けの日経平均は売り先行となったが、時間外取引の米株先物が上昇したことが不安心理を緩和し、下げ幅を縮めた。

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