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コラム2022年4月12日

【本日のマーケット】4月12日(火)

4月12(火)のマーケット                                                                   

4月11日の米国株式市場は金利上昇を受け下落。NYダウは反落。NY証券取引所ではAT&Tが大幅安となり、中国の上海などのロックダウン(都市封鎖)で原油需要が減退するという見方からNY原油先物が反落したため、エクソンモービルなどの石油株も売られた。一方、ECサイト構築のショッピファイは1株を10株にする株式分割を発表したことで買われた。NYダウは413ドル(1.19%)安の34,308ドルと大幅反落。ナスダックは大幅続落。テスラやアップルが売られ、エヌビディアはロバートWベアードが投資判断を「中立」に下げたことで下落した。NASDAQ総合指数は前日比299ポイント(2.18%)安の13,411ポイント。S&P500指数は前日比75ポイント(1.69%)安の4,412。

日経平均は大幅続落。ウクライナと上海のロックダウンによる世界経済の悪化と今晩発表の米消費者物価を警戒したヘッジ売りに押された。プライム市場では、中国発米国向けコンテナ輸送量が3月は22カ月ぶり減少で海運が売られた。中国関連のファナックも安い。ブックオフは公募による自己株処分で急落。参天薬は大和証券が弱気判断に引き下げた。方、ローツェは好決算で急騰し、Sansanは12~2月期が大幅増益だったことで買われた。高島屋は今期の利益計画が好感された。

スタンダード市場では、海底ケーブル関連の湖北工業と太陽光発電のウエストHDは反落し、減益決算の黒谷と赤字決算のANAPが売られた。一方、アドテックプラズマが買われ、北興化学は第1四半期好決算で急騰。ロシアが生物兵器使用で、マスクの重松製作所が高い。

グロース市場では、ピアズは信用取引で臨時措置がとられ急落した。三井情報と資本業務提携で前日にストップ高となったBlueMemeは反落。サンアスタリスクはNFT事業会社をシンガポールに設立したことで買われた。モルフォは画像認識技術が採用され上昇。

チャート上では、ギャップダウンで、サポートラインとなっていた25日移動線(2万6,853円)をあっさりと割り込み下放れ。一目均衡表の雲の下限付近で下げ止まったが、6本連続で陰線が示現しており、調整色が色濃くなった。

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出遅れ日本株にチャンス到来 東海東京調査センター 長田清英チーフストラテジスト語る
日本証券新聞4月13日(水)紙面1面TOP記事掲載

「ウクライナ」「米利上げ」は織り込み済み

欧米に比べて出遅れている日本経済だが、挽回すれば日本株も再評価され、上値を試す展開に……。東海東京調査センターの長田清英チーフストラテジスト(写真)はこのほど開かれたメディア向け勉強会で、ロシアのウクライナ侵攻や米利上げなどの最近の状況を受けた今年の市場予測を明らかにした。日経平均株価のメインシナリオは年末3万1,000円。楽観3万4,000円、悲観2万3,500円と、状況次第で大きく変わるという。

ウクライナ紛争は今後、いくつかの可能性があるものの、泥沼化、長期化が有力視される。ただ、長田氏は「市場にとってのインパクトはだいぶ薄れてきている」と分析した。実際、ウクライナ侵攻後も新興国や資源国株価は堅調。

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今日の市況概況
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4月12日(火)☆[概況/大引け]

大幅続落。今晩の米国消費者物価を警戒。コンテナ輸送量ピークアウト懸念で海運株下落。ローツェは好決算で急騰

大引けの日経平均は486円安の2万6,334円、TOPIXは26ポイント安の1,863ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は318、下落銘柄数は1,473。出来高は11億7,586万株、売買代金は2兆6,353億円。
日経平均は大幅続落。ロシアのウクライナ侵攻と上海のロックダウン(都市封鎖)による影響で世界景気が悪化するという見通しや、今晩の米国で発表される消費者物価指数でインフレ率が加速していたらとFRBが金融引き締めを強めると警戒された。

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