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コラム2022年6月28日

【本日のマーケット】6月28日(火)

6月28(火)のマーケット                                                                   

6月27日の米国株式市場は3日ぶりに反落。5月の耐久財受注でコア資本財(非国防資本財から航空機を除く)は前月比0.5%増と市場予想の0.3%増を上回った。5月の中古住宅販売仮契約指数は前月比0.7%上昇となり、市場予想の3.7%低下に反して、上昇した。これを受け、米国株は続伸した場面もあったが、2年債と5年債の入札が低調で、長期金利が上昇したため、ハイテク株が売られ、指数も反落した。NY証券取引所ではショッピファイやセールスフォース、スノーフレークが売られ、エクソンモービルやユナイテッドヘルスは上昇。NYダウは前日比62ドル(0.20%)安の31,438ドル。ナスダックではアマゾンやコインベースが売られ、クアルコムとJDドットコムが買われた。NASDAQ総合指数は前日比83ポイント(0.72%)安の11,524ポイント。S&P500指数は前日比11ポイント(0.30%)安の3,900。

日経平均は配当金再投資への期待で堅調。INPEXなどの石油関連と東電が買われ、大阪チタニウムも上昇。三井不動産をはじめとした不動産株は利回り投資対象として魅力的という見方から買われた。しまむらは好決算で上昇。ベイカレント・コンサルはJPモルガンが新規に「強気」判断で注目された。チェンジはSBIの持ち分法適用会社になることで大幅高。一方、Wスコープは反落し、リクルートとエムスリーが安い。壱番屋は減益決算で売られた。

スタンダード市場では、クシムが大幅続伸となり、PATHは微細藻類由来フコキサンチンでモデルマウスへの抗がん効果を確認したことで買われた。東洋電機製造はJR東日本が超電導フライホイール蓄電システムの実証試験を開始ことで大幅高。ウエストHDとタカトリは続落。

グロース市場では、免疫生物研はシスメックスと業務提携でストップ高。昨年10月に急騰した経緯があるグローバルウェイが買われストップ高。エネチェンジは反落。IPO銘柄ではM&A総研とEDP、マイクロ波化学は大幅高となったが、サンウェルズとヌーラボは売られた。

チャート上では、寄付きがほぼ安値で大引けもほぼ高値の「陽の丸坊主」に近い形状。25日移動平均線(2万6,984円)を上抜き、2万7,000円台回復となった。6月9日高値から6月20日安値の半値戻しも達成となり、相場付きも変わってきた。

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外国人買い増し銘柄総チェック
日本証券新聞6月29日(水)紙面1面TOP記事掲載

参院選月の外国人買い越し 直近30年で「10回中8回」

このところすっかり「売りセクター」として定着した感のある外国人。実際、直近1年間での買い越しは昨年10月と今年4月の2回に限られ、今月も3週経過時点で6,600億円強の売り越しとなっている。もっとも、波乱となった前々週はともかく、総じて外国人売りに対する市場の耐久力が増してきており、どこかで彼らが売り一巡、買い転換となれば、相応の需給インパクトも想定されてきそうだ。

1990年以降の「国政選挙月の外国人現物株売買」は21回中、買い越しが16回を数える。参院選に限っても10回中8回、8割の高確率だ。29日から受け渡しベースでの実質7月相場入りとなるが、10日に投開票を控えた参院選挙月となるだけに、こうした過去パターンに期待を寄せてみたいところではある。

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今日の市況概況
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6月28日(火)☆[概況/大引け]

4日続伸。配当金の再投資期待。エネルギー関連と不動産株が高い

大引けの日経平均は178円高の2万7,049円、TOPIXは19ポイント高の1,907ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,498、下落銘柄数は292。出来高は12億2,685万株、売買代金は2兆8,093億円。
日経平均は4日続伸。配当金の再投資への期待が支えとなった。

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