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コラム2022年7月11日

【本日のマーケット】7月11日(月)

7月11(月)のマーケット                                                                   

7月8日の米国株式市場でNYダウは前日終値を挟んだ状態となり、終値は3日ぶりに反落。6月の雇用統計で非農業部門雇用者数は前月比37万2千人増加し、市場予想の27万人増加を上回ったため、FRBが0.75%の利上げを継続するという見方と、景気悪化に対する懸念後退が交錯した。NY証券取引所ではオンラインゲーム関連のロブロックスが買われ、AMCエンターテインメントが高く、オキシデンシャル・ペトロリウムや暗号資産関連のブロックは売られた。NYダウは前日比46ドル(0.15%)安の31,338ドル。ナスダックは小幅ながら5日続伸。テスラは中国で6月の販売が7万8,906台と、2019年の上海工場開設以降で最高になったことで買われた。モデルナとコストコが上昇し、ネットフリックスやペイパルは下落した。NASDAQ総合指数は前日比13ポイント(0.12%)高の11,635ポイント。S&P500指数は前日比3ポイント(0.08%)安の3,899。

自民大勝で一時2万7000円を回復したが、中国の感染拡大とマカオのビジネス施設一週間封鎖で香港株が売られたため、上げ幅を縮めた。プライム市場では三菱UFJや大阪チタニウムが買われ、出遅れ株物色で武田など医薬品株も高い。マニーは業績上方修正で急騰した。一方、東京エレクは野村証券が事業環境悪化を受けてレーティングを引き下げたことで売られ、レーザーテックもツレ安。東レは子会社の品質不正問題で売られた。安川電機は受注が小幅増で下落。

スタンダード市場では、クシムが大幅高となり、ホーブが反発。アウンコンサルは通期純利益予想が黒字転換で買われた。コンクリート2次製品のベルテクスは東海東京調査センターが新規に強気判断で上昇。一方、フェローテックやガーラ、シンワワイズは下落し、ムラキは利食い売り。

グロース市場では、CANBASが大幅高で、FRONTEOがストップ高。SKIYAKIは国内初となるAR/VR利用の3Dビデオによるリアルタイム配信でストップ高。直近新規公開のEDPや坪田ラボがストップ高。JTOWERやウェルスナビ、弁護士ドットコムは安い。

チャート上では、上下にヒゲを伴う陰線。一時は2万7,000円回復となる場面も見られた。終値での25日移動平均線(2万6,679円)回復は6月28日以来となった。

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アベノミクス継承で中期株高シナリオ
日本証券新聞7月12日(火)紙面1面TOP記事掲載

10日参院選での自民大勝受け一時544円高

8日の銃撃による安倍元首相死去、「弔い選挙」となった10日の参院選・自民党大勝(単独改選過半数確保)という“激動の3日間”を経た11日の東京市場は日経平均が朝方544.98円高まで買われ、6月28日以来の2万7,000円乗せとなる場面があった。選挙結果について「素直に日本株式市場にとって好材料」(マネックス証券)、「自民勝利ケースの参議院選挙後の株高傾向を考えると安定政権と内閣改造への期待を背景に株高が予想される」(岡三証券)との声が相次いでいる。岡三証券が1968年以降の参院選後のTOPIX推移を検証したところ、1989、98、2007年の自民敗北ケースの平均では8カ月後まで下落が続き、それ以外の勝利ケースでは10カ月後まで上昇が続いていた。

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今日の市況概況
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7月11日(月)☆[概況/大引け]

自民大勝で一時2万7,000円回復だが、香港株が大幅安となったため上げ幅を縮小

大引けの日経平均は295円高の2万6,812円、TOPIXは27ポイント高の1,914ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,624、下落銘柄数は189。出来高は11億5,248万株、売買代金は2兆6,522億円。
参議院選挙で自民党大勝を受け、日経平均は一時2万7,000円を回復した。

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