TOP  NSJアップデート  コラム  【本日のマーケット】12月18日(月)
コラム2023年12月18日

【本日のマーケット】12月18日(月)

12月18(月)のマーケット                                                                   

12月15日の米国株式市場でNYダウとナスダックは7日続伸となった。S&P500指数は保ち合い。NY連銀のウィリアムズ総裁は、FOMCで利下げについてそれほど議論したわけではないと述べ、金利を3月にも引き下げることを考え始めるのは早すぎると釘を刺した。アトランタ連銀のボスティック総裁も来年第3四半期には利下げを開始できると発言し、早期の利下げ開始には同意しなかった。これらを受け、米国株は反落したが、押し目待ちの買いが入り持ち直した。NY証券取引所ではボーイングとオラクルが買われた。NYダウは前日比56ドル(0.15%)高の37,305ドル。ナスダックではブロードコムが好調を継続し、コストコは安価な食料品と生活必需品の売れ行きが好調で、第1四半期(9~11月)決算がアナリスト予想を上回ったため上昇した。NASDAQ総合指数は前日比52ポイント(0.35%)高の14,813。S&P500指数は前日比0.3ポイント(0.01%)安の4,719。

日経平均は反落。日銀金融政策決定会合を控え、パーティ収入裏金化疑惑に対する検察の強制捜査方針も警戒。保険株と石油株、不動産株と電力ガス株が安い。セルソースは今期も営業減益が続く見通しで大幅安となった。一方、武装組織による船舶への攻撃を受けて紅海の通航が一時停止し、海上運賃の上昇期待から海運株は買われた。HISは前期が4期ぶりの営業黒字で今期の大幅増益と復配予想が好感された。日本郵政は郵便料金値上げ案を受けて上昇した。

スタンダード市場では、オプティマスは業績予想を上方修正したが材料出尽くし感から売られストップ安。全保連が反落。昭栄薬品は株主優待制度を新設したためストップ高。ギグワークスが反発し、人材関連のヒューマンHDが年初来高値。15日に新規上場したラーメン店の魁力屋は大幅高。

グロース市場では、カバーやGNI、GENDAが売られ、ノイルイミューンは武田薬品がライセンス契約を解消したためストップ安。6日に新規上場したQPS研は大幅安。モルフォは動画向け電子式手ブレ補正技術で急騰。グッドスピードは英投資ファンドの保有判明で一時ストップ高。

チャート上では、長い下ヒゲを伴い実体線が極端に短い陰線。5日移動平均線(3万2837円)を捉えられずに推移する展開が継続している。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ NSJ Market Forcus
注目記事 Pick up
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

高配当銘柄 12月は投資のタイミング
日本証券新聞12月19日(火)紙面1面TOP記事掲載

新NISA始動で例年以上の好成績も

過去の経験則に従うと、12月は3月期決算企業の配当取りを目的とした投資を始めるのに良好なタイミング。例年、配当利回りが魅力的な銘柄は12月に上昇し始め、翌年にかけアウトパフォーマンスが顕著となり、権利付き最終日直前にピークを迎える傾向が見られるという。

2024年からは新NISA(少額投資非課税制度)がスタート、高配当銘柄に対する投資家の関心は例年よりも高いものとなりそうだ。14年に現行NISAがスタートした際も、高配当銘柄の年明け以降のパフォーマンスは良好だった。現行制度では年間投資上限額が一般NISAで120万円、つみたてNISAで40万円。新NISAでは成長投資枠が2倍の240万円、つみたて投資枠が3倍の年間120万円、合計360万円と大幅に拡大する。このため、個人投資家の資金流入が相場上昇の牽引役となることも期待されている。

・・・続きは紙面・Digital版で!

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ NSJ Market Forcus
今日の市況概況
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

12月18日(月)☆[概況/大引け]

日銀決定会合を控え反落。保険と石油、不動産が売られ、海運は買われた

大引けの日経平均は211円安の3万2,758円、TOPIXは15ポイント高の2,316ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は437、下落銘柄数は1,180。出来高は15億7,310万株、売買代金は3兆6,258億円。
日経平均は反落した。本日から明日まで開催される日銀金融政策決定会合が見守られ、パーティ収入裏金化疑惑に対する検察の強制捜査方針も警戒された。

詳しくはコチラ

関連記事