9月10日(木)のマーケット
9月9日の米国株は3日続落。米国とイランの戦争が激化し、NY原油先物は7日続伸となり96ドル台。欧州市場で北海ブレント原油先物は101ドル乗せとなった。米国財務省は8月19日に長期国債の買い戻し枠について、1回当たりの上限を従来の20億ドルから少なくとも40億ドルへ拡大する方針と発表していたが、9月9日に決定したのは最大60億ドルだった。計画の40億ドルは上回ったものの、市場では70億ドルから80億ドルと予想されていたので、財政健全化への物足りなさから米国債利回りは上昇した。スペースXやアルファベットが下落。アップルは折りたたみ式iPhoneを発表したが、想定通りとの判断で小幅安。メタプラットフォームズはオンラインショッピングや映画のチケット購入を原則無料で代行する新たな個人向けAIエージェント「Muse(ミューズ)」を発表したことで買われた。NYダウは前日比405ドル(0.77%)安の52,380ドル。NASDAQ総合指数は前日比168ポイント(0.64%)安の26,253、S&P500指数は前日比37ポイント(0.48%)安の7,636。
米国株3日続落を受け、日経平均も3日続落で始まったが、トランプ大統領の選挙公約を受けて下げ渋り、大引けで上昇した。中間選挙で共和党が上下両院を制したら、関税収入を原資に米国の成人に1人当たり5000ドル(約76万円)を支給すると謳った。東証では出遅れ株物色で地銀やニデックやシャープが上昇した。エアトリは大幅増配の発表でストップ高。一方、金利上昇が警戒され、有利子負債が大きい防衛関連は売られ、建設株も安い。
スタンダード市場では、フィジカルAIのセキュリティ対策研究のヴィッツが大幅高。副首都関連の誠建設が反発しストップ高。Webシステム開発のアピリッツは業績上方修正を好感。節約志向で100円ショップのセリアが年初来高値。アイサンテクノロジーは4日ぶりに反落。
グロース市場では、先進運転支援システムの画像認識ソフトのフィーチャは2日連続ストップ高。ダイナミックマップも高い。エイチエムコムは車両通過時のマンホール内の漏水判定データの収集実証実験でストップ高。ステムリムは導出薬の治験主要評価項目未達でストップ安。
日足チャート上では、長い下ヒゲを伴う陽線。前場は売り物に押され、一時956円安まで売られたが、後場はじりじりと下値を切り上げてプラスに転じ高値引けとなった。明日のメジャーSQ算出を控え思惑的な動きも。6万5000円割れでは押し目買い需要が感じられるが上値は重い展開が続いている。
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注目記事 Pick up
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【設備投資関連 中期でマーク】
日本証券新聞9月11日(金)紙面1面記事掲載
工作機械受注は高水準 金融市場の落ち着きを待つ
10日の東京市場では日経平均株価が小反発、一時950円を超える下落となったが、後場はハイテク株の一角が切り返した。ただ、米国とイランの攻撃の応酬がやまず、WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)原油先物価格は7日続伸、時間外取引では1バレル=97ドル台まで上昇した。債券、為替市場も日米の中央銀行の政策会合待ちのムード。
足元は投資に向けた行動を起こしにくい環境ながら、中長期で有望なセクター、銘柄のマークは続けたい。その一つが設備投資関連。AIデータセンター(DC)の増設で半導体関連分野では高い伸びが続くほか、世界的な旅客需要の増加、宇宙開発が追い風となり航空・宇宙関連分野でも投資が伸びている。
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今日の市況概況
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9月10日(木)☆[概況/大引け]
大引けで上昇。「トランプ配当」

大引けの日経平均は128円高の6万5,270円、TOPIXは7ポイント高の4,054ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は723、下落銘柄数は784。出来高は21億6,817万株、売買代金は8兆3.803億円。
米国株3日続落を受け、日経平均も3日続落で始まったが、トランプ大統領の選挙公約を受けて下げ渋り、大引けで上昇した。
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