低料金でボーリング調査並みの土質判定が可能なSDS試験(特許技術)
ジャパンホームシールド(667A)が11月30日、東証スタンダード市場に新規上場する。
新築住宅などの地盤調査・解析から、地盤補強工事、建築中の建物品質検査、建築後の定期検査、住宅設備保証、リフォーム時の既存住宅検査まで一貫して提供。住宅事業者にとり重要な住宅品質管理業務を総合的に支援している。戸建て住宅地盤調査シェアは26%。
強みは、①30年以上にわたり蓄積してきた地盤調査・解析実績と建物検査実績②住宅領域の技術力③販売・顧客ネットワークおよび「地盤」と「建物」の双方にサービス提供できる事業基盤――の3点。
累計260万棟超の地盤調査・解析実績と、累計46万戸超の建物検査実績を有し、蓄積したビッグデータとノウハウを活用し、サービス品質の向上を図っている。また、全国7営業拠点に加え、FC店と特約店73店からなるネットワークを構築し、全国規模でサービスを提供している。これらを基盤に顧客は大手ハウスメーカー、住宅建築会社、デベロッパーなどを中心に3万社に上り、住宅の計画・建設・維持管理の各工程で顧客接点を確保している。
事業別の売上収益構成比は、地盤調査・解析など「地盤ソリューション」が4割弱、調査・解析で軟弱地盤などが判明した際に行う「地盤工事」は4割超、建物検査などを行う「建物ソリューション」で2割弱。
新築住宅の着工件数は減少傾向にあるが、地盤調査実績、有資格者数(地盤品質判定士54名)、特許数(39件)は競合他社に比べ多く競争力を持つことから、業績は相対的に堅調に推移してきた。建物検査員不足によるハウスメーカーの外注ニーズの高まりが続く中、今後は住宅検査などクロスセル戦略を推進する。
また、ビッグデータを基に独自開発したAIモデル(地盤評価AI、建物評価AI)により、事業者の土地・建物流通を変えるサービスを展開する。地盤評価AIは地盤リスク、地盤改良法、概算費用などを簡単に確認でき、顧客企業の業務効率化や提案力強化に貢献できる。建物評価AIは既存住宅の劣化状況を推定でき、既存住宅の流通促進や適切な維持管理につながる。
源流は1990年に設立されたアイフルホームテクノロジー(現LIXIL住宅研究所)の完全子会社。2020年以降、ファンド傘下で事業基盤の強化や経営管理体制の整備を進め、成長基盤が整ったことから上場する。(Q)
概要
●事業内容=地盤調査および関連事業、地盤工事および関連事業、建物検査および関連事業
●本社=東京都墨田区両国2-10ー14
●代表者=勅使河原隆巳代表取締役
●設立=2020年11月
●上場前資本金=1億円
●発行済み株式数=699万5,000株(上場時)
●筆頭株主=MCP5投資事業有限責任組合(上場前67.09%)
●公募株式数=なし
●売出株式数=417万900株(ほかオーバーアロットメントで62万5,600株)
●仮条件=11月11日に決定
●ブックビル期間=11月12日~17日
●引受証券=野村(主幹事)、SBI、岡三、むさし
業績推移(連結)
| 売上収益 | 営業利益 | 1株利益 | 配当 | |
| 2025.2 | 11,576 | 712 | 50.42 | 0 |
| 2026.2 | 12,508 | 1,212 | 111.37 | 0 |
| 2027.2(予想) | 13,071 | 1,524 | 129.17 | 38.75 |
| ※単位100万円、1株利益・配当は円 | ||||
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