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IPO2022年1月14日

新規上場紹介 ビッグツリーテクノロジー&コンサルティング 2月4日 マザーズ テクノロジーとコンサルティングでDX推進

ビッグツリーテクノロジー&コンサルティング(4266)が2月4日、マザーズに新規上場する。

顧客企業のDX実現のため「DX Accelerator」を経営理念に掲げている。2002年の創業以来、テクノロジーとコンサルティングのスキルを融合させ、クラウド、AI、デジタルマーケティング、RPA(ロボットプロセスオートメーション)、人材プラットフォームのコアサービスを提供。売上高は右肩上がりで増えている。

クラウド・インテグレーション事業では、顧客企業がDXの足かせになっていると言われるレガシーシステムを、クラウドに移行するための支援を実施。さらに、アプリケーションもクラウド上の利用を前提に設計するクラウドネイティブ開発、運用管理を一体となって提供するマネージドサービスも実施している。また、大量のデータに基づく精度の高いデジタルマーケティングを、戦略立案からプラットフォームの構築、ビッグデータ解析、運用改善まで、手掛けている。

AIオートメーション事業は、大規模なシステム開発で培った高度な技術を持つコンサルタント、エンジニアにより、顧客に最適なRPAツールの導入から運用保守までワンストップで対応。AIについても、オーダーメイドのAIモデル構築を手掛ける。

このほか、DX推進のための人材調達のためのサイト「BTCエージェント」を展開。人材紹介、マッチングサービスを行うHR事業もある。

「攻めのIT」に注力していることが特徴。アジリティ(俊敏性)を実現するための実行力を備えている。本社での採用に加えて、札幌、ベトナム・ハノイでも人材を採用。BTCエージェントでフリーランス人材も有効に活用するなど、豊富な人材調達チャネルを有している。

その上、「市場成長性」「市場規模」「サービス提供プレイヤーの多寡」から取り扱うテクノロジーを選定。顧客ニーズに応えるため、最新技術を実装していることも強みとなっている。

売り上げ比率の78%が東証一部上場企業。リピート比率も94%と高水準を維持している。

前21年12月期の業績は売上収益76億5,300万円(前々期比18.5%増)、営業利益14億1,800万円(同54.7%増)を見込んでいる。(HS)

概要

●事業内容=クラウド・AI・RPA・デジタルマーケティングなどの最新技術を活用したITコンサルティング・システム開発によるDX推進支援
●本社=東京都港区三田3-13-16
●代表者=杉山健代表取締役社長
●設立=2018年7月
●上場前資本金=3億円
●発行済み株式数=702万8,856株(上場時)
●筆頭株主=インテグラル3号投資事業有限責任組合(上場前58.55%)
●公募株式数=6万株
●売出株式数=365万6,100株(ほかにオーバーアロットメントで55万7,300株)
●仮条件=1月19日に決定
●ブックビル期間=1月20日から26日まで
●引受証券=三菱UFJモルガン・スタンレー、大和(共同主幹事)、SMBC日興、野村、SBI、マネックス、岩井コスモ、あかつき、楽天、岡三、松井、いちよし、丸三、極東

業績推移(連結)

売上収益 営業利益 1株利益 配当
2019.12 6,007 1,080 107.72
2020.12 6,455 916 90.83
2021.12(予) 7,653 1,418 136.77
※単位100万円、1株利益は円

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