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IPO2020年11月27日

新規上場紹介 ポピンズホールディングス 12月21日 東証1部または2部 ベビーシッターなどで働く女性を支援

ポピンズホールディングス(7358)が12月21日、東証1部または2部(公開価格決定後に決定する予定)に新規上場する。

祖業であるベビーシッターを起点に、介護、家事支援、保育・学童施設運営、教育施設運営へと切れ目なく働く女性のライフステージをサポートしている。同社のほか、子会社5社でグループを構成している。

在宅サービス事業は、ベビーシッターを中心とした居宅訪問による保育サービスを提供するチャイルドケアサービス、高齢者向け在宅ケアサービスを提供するシルバーケアサービス、これらを補完する家事支援サービスで構成している。2020年12月期は、企業の在宅勤務の拡大、大規模なイベント開催の自粛などに伴い、予約されていた保育サービスの予約キャンセル・変更や、イベント託児のキャンセルの影響を受けている。第2四半期の売上高は前年実績の6割程度まで低下し、第3四半期は4分の3程度までの回復にとどまった。

エデュケア事業は保育・学童施設を運営している。“エデュケア”とはエデュケーション(教育)とケア(保育)を組み合わせた同社の教育理念。19年12月末時点で認可保育所62施設、事業所内保育所86施設、学童・児童館87施設など、合計312施設を運営している。20年12月期には認可保育所7施設など合計20施設の新規開設を予定している。その他事業として、教育・調査、人材紹介、派遣などを行っている。

20年12月期は売上高228億1,400万円(前期比5.9%増)、経常利益15億3,300万円(同12.7%増)の予想。配当は年35円(前期は30円)の予定。在宅サービス事業は27億6,900万円(前期比18.1%減)、エデュケア事業は191億3,300万円(同9.9%増)の売上高を見込んでいる。

概要

●事業内容=ベビーシッター派遣などを中心とした在宅サービス事業および保育・学童施設などの運営を行うエデュケア事業など
●本社=東京都渋谷区広尾5-6-6
●代表者=中村紀子代表取締役会長
●設立=2016年10月
●上場前資本金=9,000万円
●発行済み株式数=978万株(上場時)
●筆頭株主=スピネカ(上場前46.72%)
●公募株式数=110万株
●売出株式数=215万株(ほかにオーバーアロットメントによる売出が48万7,500株)
●仮条件=12月2日に決定
●ブックビル期間=12月4日から10日まで
●引受証券=大和(主幹事)、SBI、みずほ、SMBC日興

業績推移(連結)

売上高 経常利益 1株利益 配当
2018.12 17,127 998 27.00 25
2019.12 21,548 1,360 110.32 30
2020.12(予) 22,814 1,533 123.90 35
※単位100万円、1株利益、配当は円

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