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IPO2021年5月10日

新規上場紹介 メイホーホールディングス 6月2日 マザーズ、名証セントレックス 建設関連サービスなど4つの事業を展開

メイホーホールディングス(7369)が6月2日、マザーズ、名証セントレックスに新規上場する。

持ち株会社としてグループ会社の経営指導など経営管理などを行う同社および子会社13社でグループを構成。建設関連サービス、人材関連サービス、建設、介護関連の4つの事業を展開している。

建設関連サービス事業は、国および地方公共団体を主な顧客として、公共工事におけるコンサルタント業務を提供している。主な提供サービスは、交通量などの各種調査、設計、測量、補償コンサルタント、公共工事の施工管理などを行う発注者支援のコンサルタント業務。岐阜県、愛知県を中心とした東海地方のほか、滋賀県、福井県、佐賀県、福島県が主要なサービスエリアとなっている。

人材関連サービス事業は、国内において建設業中心に技術者派遣、製造業派遣を主要事業としている。また、警備事業や、カンボジアにおいて日本で受託した図面作成など業務をアウトソーシング先として受ける事業を行っている。また、カンボジアに設立した現地法人において、技能実習生候補の募集、教育、日本への送り出し手配を行っている。国内における主要な顧客は、建設技術者派遣では大手ゼネコン、製造業派遣では各種製造事業者となっている、警備事業は工場、学校などの施設や建設会社。この事業の特徴は、建設技術者、製造スタッフ、警備スタッフ、海外スタッフを擁することで、人材不足に直面する大手ゼネコンなどの幅広い顧客に対して多様な人材・サービスを提供できることにある。

建設事業は、総合建設業、法面工事事業を中心としている。主要な提供サービスは、建設工事、国道維持管理工事、緑化および法面工事で、主要な顧客は国および地方公共団体など。この事業の特徴は、中部エリアを中心に地域に密着した公共工事・地元企業対応実績、国土交通省維持修繕工事を長期に受注可能な即応体制、並びにグループ会社において培われた技術力、高品質・低コストでの提案力が高く評価され、継続受注の実績をあげている。

介護事業は、通所介護(デイサービス)、認知症対応型通所介護(認知症専用デイサービス)、居宅介護支援事業所(ケアマネ事業所)を行っている。主な提供サービスは、デイサービス(送迎、入浴、食事、機能訓練など)、居宅支援(ケアプランの作成)で、岐阜市内に4カ所、愛知県常滑市に1カ所の通所施設を運営している。

2021年6月期の業績は、売上高52億9,200万円(前期比1.1%増)、経常利益3億6,900万円(同14.2%増)の見通し。事業別の予想は、建設関連サービス事業が26億6,400万円(同3.7%増)、人材関連サービス事業が10億6,300万円(同7.4%増)、建設事業は9億7,400万円(同12.2%減)、介護事業は5億9,100万円(同4.6%増)。

上場に際して調達した資金は、事業拡大を見据えた広告宣伝費、人件費、そのほかおよび長期借入金の返済に充当する予定。(KA)

概要

●事業内容=建設コンサルタント業、補償コンサルタント業、測量業、地質調査業、人材派遣事業、警備業、建設業、介護事業などを営む子会社などの経営管理およびこれに付帯する業務
●本社=岐阜市吹上町6ー21
●代表者=尾松豪紀代表取締役社長
●設立=2017年2月
●上場前資本金=1億円
●発行済み株式数=150万株(上場時)
●筆頭株主=尾松豪紀(上場前62.49%)
●公募株式数=30万株
●売出株式数=10万4,000株(ほかにオーバーアロットメントによる売出が6万600株)
●仮条件=5月17日に決定
●ブックビル期間=5月18日から24日まで
●引受証券=東海東京(主幹事)、野村、SMBC日興、SBI、岡三、安藤、水戸

業績推移(連結)

売上高 経常利益 1株利益 配当
2019.6 4,691 262 105.54 0
2020.6 5,234 323 175.25 0
2121.6(予) 5,292 369 208.36 0
※単位100万円、1株利益は円

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