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IPO2020年2月27日

新規上場紹介 リバーホールディングス 3月24日 東証2部 資源リサイクル事業を展開

リバーホールディングス(5690)が3月24日、東証2部に新規上場する。

金属リサイクルを主力事業に資源リサイクル事業を展開している。連結子会社8社と関連会社2社でグループを構成。同社は持ち株会社としてグループ戦略の立案・決定、グループ経営のモニタリング機能などを果たしている。

事業別に以下の5事業、「金属リサイクル」「自動車リサイクル」「産業廃棄物処理」「家電リサイクル」「その他」を展開している。

金属リサイクル事業は、建物解体業者、自動車解体業から仕入れた金属スクラップをシュレッダー(大型破砕機)で破砕・選別して金属原料として再資源化。鉄スクラップは製鋼原料として国内電炉メーカーのほか、商社を通じてアジアを中心とした各地に輸出されている。金属スクラップは市況商品で、製鋼メーカーなどの需要とその原材料でありスクラップの供給のバランスで相場が変動する。

自動車リサイクル事業は自動車ディーラーなどから仕入れた使用済み自動車を専門工場で解体し、エンジン・外装部品といったパーツなどを回収して再資源化している。

廃棄物処理事業は、発生元(排出者)から産業廃棄物の中間処理についての処理料を受け取っている。また、家電リサイクル事業は、リサイクルシステムの管理会社から処理料・管理料を受け取り、集荷拠点の運営、再商品化および地域管理事業を行っている。

金属リサイクル、自動車リサイクルの2事業は「一般売上」、産業廃棄物処理、家電リサイクル事業は「処理売上」に区分している。その他事業は小型家電リサイクル事業、エコソリューション事業で構成。

2020年6月期は、中国の廃品輸入規制や台風災害ゴミによる最終処分上のひっ迫問題の影響による産業廃棄処理事業の売り上げ増で、処理売上は40億800万円(前期比10.7%増)。米中貿易摩擦問題などで鉄スクラップ相場の下落が大きく響き、一般売上は260億8,100万円(同20%減)の見込み。

概要

事業内容=資源リサイクル事業
本社=東京都千代田区大手町1-7-2 東京サンケイビル15階
代表者=松岡直人代表取締役社長執行役員
設立=2007年7月
上場前資本金=17億1,500万円
発行済み株式数=1,712万6,500株(上場時)
筆頭株主=ベステラ(上場前19.41%)
公募株式数=424万7,200株
売出株式数=57万5,600株(ほかにオーバーアロットメントによる売出が72万3,400株)
仮条件=3月3日に決定
ブックビル期間=3月5日から11日まで
引受証券=野村(主幹事)、三菱UFJモルガン・スタンレー、SMBC日興、みずほ、いちよし、大和、楽天

業績推移(連結)

売上高 経常利益 1株利益 配当
2018.6 39,285 1,516 152.99 4
2019.6 36,681 1,645 74.07 4
2020.6(予) 30,259 1,533 92.53 未定
※単位100万円、1株利益、配当は円

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