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IPO2023年3月6日

新規上場紹介 AnyMind Group 3月29日 グロース アジアで急成長中のマーケティングテック企業

AnyMind Group(5027)が3月29日、グロースに新規上場する。昨年3月、12月と2度の上場申請取り下げを経て、“3度目の正直”となるか注目される。

アジア・中東を中心に世界13カ国・地域にて事業を展開。生産管理からEC構築・運営、マーケティング、物流管理などのソリューションをワンストップで支援するプラットフォームを提供している。

事業領域は「ブランドコマース」と「パートナーグロース」の2つ。ブランドコマースは、インフルエンサーマーケティングの企画・推進・管理を行う「AnyTag」をはじめ、デジタル・モバイルマーケティング支援プラットフォーム「AnyDigital」などをブランド企業や広告代理店向けに提供。全社売上収益の約5割(前12月期)を占める。クロスボーダーでのマーケティング支援などでグローバル企業のクライアント層を拡大しており、前期のマーケティングプラットフォームの取引実績は1,000社超、そのうち82%が海外顧客となっている。

パートナーグロース領域は、パブリッシャーのメディアパフォーマンス改善、動画クリエイターの活動やマネジメントに関連するソリューションを提供。こちらも海外顧客が大半を占める。

事業を拡大する上で重要かつ強みとなっているのが、各国のクリエイターやパブリッシャーのネットワーク。同社は昨年12月末時点で54万人以上のインフルエンサー、1,300チャネル以上のYouTuber、1,300社以上のパブリッシャー、および200社以上の製造工場とのネットワークを有している。(SS)

概要

●事業内容=ブランド企業向けマーケティング支援、パブリッシャーおよびクリエイター向け収益化支援、D2C支援に関するプラットフォームとサービスの開発・提供
●本社=東京都港区六本木6-10-1
●代表者=十河宏輔代表取締役CEO
●設立=2019年12月
●上場前資本金=1億円
●発行済み株式数=5,698万6,200株(上場時)
●筆頭株主=十河宏輔(上場前37.22%)
●公募株式数=88万5,300株
●売出株式数=180万4,200株(ほかにオーバーアロットメントで40万3,400株)
●仮条件=3月12日に決定
●ブックビル期間=3月13日から17日まで
●引受証券=みずほ、三菱UFJモルガン・スタンレー(共同主幹事)、SBI、大和、野村、松井、SMBC日興、岩井コスモ、岡三

業績推移(連結)

売上収益 営業利益 1株利益 配当
2021.12 19,252 ▼213
2022.12(実績見込み) 24,790 30 4.46
2023.12(予) 32,744 309 1.48
※単位100万円、1株利益は円、▼は赤字

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