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IPO2022年6月30日

新規上場紹介 HOUSEI 7月28日 グロース メディア向けシステムから他業界へ

HOUSEI(ホウセイ、5035)が7月28日、グロース市場に新規上場する。

商業印刷システムや新聞・出版社向けトータルシステムを手がける中国・北京北大方正集団公司が日本マーケット開拓を目的に1996年に設立。2014年に分離独立した。今年2月、メディカル・データ・ビジョン(3902・P)と資本業務提携した。

メディア業界の顧客にカスタマイズされた情報システムの構築、運用、保守を提供。最近は培ってきたシステム間連携や画像処理などの知識、経験を生かして、メディア以外の領域に顧客を開拓している。中国・武漢のオフショア開発拠点に優秀な技術者が多数おり、高品質なシステムを低コストで提供可能。

事業は情報システム事業と越境EC(電子商取引)事業がある。今22年12月期の売上高は、情報システム事業が41億3,800万円(前期比2.8%増)、越境EC事業が3億3,600万円(同4.5倍)を計画している。

情報システム事業のうち、メディア事業は新聞社や出版社など紙媒体の顧客に紙面の組版システム、紙面管理、制作、広告管理、営業管理などのシステムの受託開発、保守を行っている。紙媒体の発行部数減少を背景に、競合が撤退しており、残存者利益を享受することで、安定的な売り上げ、利益を上げている。プロフェッショナルサービス事業は、メディア以外の業界向けのシステム開発、保守。プロダクト推進事業は自社開発のシステムやソフトウェア、クラウドサービス並びに保守を提供している。具体的には顔認証システムやクラウド型CRM(顧客管理システム)を取り扱っている。

越境EC事業は、国内子会社の24ABC社が中国の消費者向けに日本の製品を販売する越境ECショップのプラットフォームを提供している。

企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)化推進やIT投資が増加するなか、中長期的に縮小する紙媒体のメディア業界に代わる新規事業確立が急務となっている。このため、病院のDX化推進などヘルスケア領域のシステム開発事業への取り組みを進めていく。また、顧客に大型システム投資からクラウド化への動きが出ており、こうした顧客ニーズにも対応していく。

22年12月期の業績は売上高44億7,500万円(前期比9.1%増)、営業利益3億7,700万円(同85.9%増)を見込んでいる。(HS)

概要

●事業内容=情報システム開発・運用・保守事業及び自社開発の情報システム・ソフトウェア・クラウドサービスを提供する事業、並びに中国の消費者向けに日本製品を販売し、そのためのクラウドサービスを提供する事業
●本社=東京都新宿区津久戸町1-8
●代表者=管祥紅代表取締役社長
●設立=1996年3月
●上場前資本金=4億2,549万5,000円
●発行済み株式数=675万4,000株(上場時)
●筆頭株主=佰瑞祥鴻(香港)有限公司(上場前38.28%)
●公募株式数=85万株
●売出株式数=96万3,000株(ほかにオーバーアロットメントで27万190株)
●仮条件=7月7日に決定
●ブックビル期間=7月11日から15日まで
●引受証券=みずほ(主幹事)、SBI、楽天、あかつき、いちよし、松井、マネックス

業績推移(連結)

売上高 経常利益 1株利益 配当
2020.12 3,399 270 37.21
2021.12 4,102 284 45.98
2022.12(予) 4,475 392 43.57
※単位100万円、1株利益は円

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